洗濯機に水入れふた 3歳女児への殺人未遂容疑で男送検 複数の打撲痕 茨城県警ひたちなか署

ひたちなか署=ひたちなか市東石川

茨城県東海村で交際相手の娘(3)を洗濯機に入れて回したとして傷害容疑で逮捕された同村、自称建設業の男(30)が、洗濯機に水を入れた状態でふたを閉めていたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。県警ひたちなか署は、女児が溺死したり脳に障害を受けたりする可能性があったことから悪質性が高いと判断。同日、容疑を殺人未遂に切り替えて水戸地検に送致した。

同署などによると、男は洗濯機のスイッチのオンとオフを繰り返したとみられる。女児には全身に打撲とみられる複数のあざが見つかっており、同署は日常的な虐待があったかどうか慎重に調べる。

男は19日午前8時40分ごろ、交際相手と女児が住む家で、女児を縦型洗濯機に押し入れて動かし、殺害しようとした疑い。交際相手が110番通報し、同署が同日、傷害容疑で現行犯逮捕していた。男は「やっていない」と否認している。同署によると、男は当時、酒に酔っていたという。

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