スタンガンと木刀で高級腕時計を奪う 男2人に懲役5年と8年の有罪判決〈仙台市〉

スタンガンで男性を襲い、高級腕時計を奪った男2人に実刑判決が言い渡されました。

2023年5月、太白区長町のコインパーキングで、30代の男性がスタンガンと木刀のようなもので襲われた事件。男性は、腕の骨を折るなどの大けがをし、80万円相当の腕時計を奪われました。

強盗傷人などの罪に問われた鈴木勝也被告と平間誠被告は、犯行の実行役として、裁判では起訴内容を認めていました。一方、2人の親族で、暴力団組員の平間利幸被告は、事件を主導したとして同じく強盗傷人などの罪に問われています。
利幸被告は借金の返済を免れるために、男性に貸していた腕時計を奪い取ろうと、2人に犯行を依頼したことがこれまでの裁判で明らかになっていました。

鈴木被告と誠被告は5月20日の判決公判で、「従属的な犯行だとしても、依頼を断り切れず実行役を担った事実は悪質」として、それぞれ懲役5年と8年の実刑判決が言い渡されました。
利幸被告の公判も今後開かれる予定です。

© 仙台放送