高杉真宙が、フジテレビ系で6月8日に放送する土曜プレミアム「世にも奇妙な物語’24 夏の特別編」（午後9：00）に登場することが分かった。四つの“奇妙な”エピソードの1編「人類の宝」で、シリーズ初出演にして初主演を務める。
「世にも奇妙な物語」は、おなじみのストーリーテラー・タモリと豪華キャストが、視聴者を“奇妙な世界”へといざなう人気シリーズ。1990年4月にレギュラードラマとして開始し、その後は特別編という形で年に2度放送を続け、これまで各時代を代表するような作家や脚本家と豪華俳優を掛け合わせることによって、その名の通り“奇妙な”物語の世界観を作り出してきた。今回の「夏の特別編」では、珠玉の四つの“奇妙な”短編ドラマをラインアップ。
「人類の宝」で高杉が演じるのは、アルバイトを転々としグラフィティアートを描きながらその日暮らしをしているフリーター・佐倉エイスケ。ある日、いつものようにグラフィティアートを描いていると「あなたはまさに人類の宝だ！ あなたを保護させていただきます」と、エイスケの作品にほれ込んだ世界文化遺産保全機構（WCCO）の三嶋左近（新納慎也）に連れ去られてしまう。そこは、ほとんど家具のない白い部屋。エイスケは何が起きているのか分からずぼうぜんとしていると、どこからか女性の歌声がかすかに聞こえてくる。通気口を使って呼び掛けてみると、ミハル（恒松祐里）と名乗る女性から返答があり…。
出演が決まって「昔から見ていた番組なので率直にうれしかったです。まさか主演として声を掛けていただけるなんて驚きました！」と話す高杉は、台本を読んで「まさに“奇妙”らしいなと思う作品でした。僕の中で“奇妙”って連れ去られるイメージが強くて、そういう意味でも王道パターンを演じさせていただけることができるなと思いうれしかったです。僕が演じるエイスケはいろんなことに納得がいっていなくて、その怒りを絵にぶつけている子なんだなと思いました」と感想を述べる。
「人類の宝」の見どころに関しては、「いくつも考えさせられる点がある作品ですが、若者たちが率先して動いていく気持ちの大事さというのも感じてもらえたらうれしいです。また、新納慎也さんとは初めて共演させていただきます。ストーリーの主幹は僕ですけど、（キャラクター的に）引っ張っていくのは新納さんなので、本当におんぶに抱っこでやらせていただいている気持ちです。恒松祐里さんとは何度も共演させていただいていて、相変わらずすてきな方で“奇妙”の世界観にドハマりする恒松さんの演技力が存分にでているので楽しみにしていてください！」とアピール。
そして、あらためて「“奇妙”の世界観を全力で楽しみつつ、一生懸命演じました。見てくださる皆さんを引っ張り込む気持ちはもちろんありますけど、引っ張り込まれる気持ちも含めて見ていただければと思います」と呼び掛けている。
番組を担当する演出・木下高男氏は「名も無き青年を襲う巨大権力！ その驚がくの真相とは？ 自由への脱出なるか？ 躍動感あふれる高杉真宙と圧倒的個性の新納慎也の対決・結末をご堪能ください」とメッセージを寄せている。
