「王将」事件公判で無罪主張へ 田中被告の弁護人

 2013年、「餃子の王将」を展開する王将フードサービスの社長だった大東隆行さん=当時(72)=が射殺された事件で、殺人罪などで起訴された特定危険指定暴力団工藤会系組幹部の田中幸雄被告(57)の弁護人は20日、公判で無罪を主張する方針だと明らかにした。京都地裁であった第4回公判前整理手続きの終了後、取材に応じた。

 弁護人は「(被告は)そもそも関与していない」と述べた。地裁によると、手続きは非公開で行われ被告も出席した。公判では被告の犯行かどうかの「犯人性」が争点となる。

 起訴状によると、京都市の王将フードサービス本社前で大東さんの腹や胸を拳銃で撃ち、失血死させたとしている。

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