玄界灘を臨む福岡県宗像市は海産物の水揚げ量が県内でもトップクラスに多いことで知られています。
宗像産の地魚をPRしようと、旬を迎えたある魚を使った「お茶漬け」を提供するイベントが始まりました。
ん〜〜、思わず涎が出てきそうなこのビジュアル!!20日から始まった「むなかた地魚茶漬け祭り」で使われているのは玄界灘で取れた「鯛」です。
この時期、旬を迎えた鯛の切り身をふんだんに使った「鯛茶漬け」が市内16の飲食店で提供されます。
「うん。歯ごたえが良くて、すごくおいしいです」割烹旅館たかよし・高橋一誠さん「春が来て産卵時期に向けてたくさん食べてうまみ成分がボーンと膨れ上がったような鯛を使っています」4つの漁港がある宗像市は、県内で最大規模の海産物の水揚げ量を誇ります。
その種類も豊富なんですが、5月から6月にかけては「鯛」が毎年100から200トンほど水揚げされます。
市によりますと、元々魚を使った茶漬けは、地元の漁師たちが余った刺身を醤油などに漬けて、ご飯に載せたり、お茶やダシをかけて食べ始めたことで広まったとしていて、現在は郷土料理として市民に愛されているということです。
去年から始まった「むなかた地魚茶漬け祭り」は年に4回開かれ、夏はアナゴ、秋はイカ、冬・寒ブリと、その時期時期で最も旬を迎える海産物が使われる予定です。
「鯛」が主役の春のイベントは来月30日まで開かれています。