「厚労省承認」は違法広告 再生医療学会が注意喚起

 日本再生医療学会は20日、一部の医療機関が自由診療で提供する再生医療に関し「厚生労働省の承認を正式に受けた」などとうたう広告が散見され違法だと、注意喚起する文書をホームページに掲載した。

 学会によると、一部の再生医療に関する情報提供サイトで、厚労省の承認を受けたかのような記載がある。文書は「こうした誤解を招く表記は、患者・市民に不正確な情報を提供する」とし、広告が承認をうたっている場合は、その情報が正確かどうかを確認するよう求めている。

 自由診療の再生医療は「再生医療等安全性確保法」に基づき、国の許可、認可といった「承認」の判断はされていない。

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