「相手が怖かったから警察に相談できなかった」渡邉華蓮さんが事件前に知人に相談…合鍵トラブルも 大阪・枚方市女子大学生殺害

大阪・枚方市のマンションで大学生の渡邉華蓮さん(19)を殺害した疑いで逮捕された、無職の西光勝容疑者(26)。事件前には渡邉さんが、知人に交際相手に関する相談をしていたことがわかった。

警察官に「人を殺した」

渡邉さんの知人:
やっぱり「ストーカーされていた」って言っていたので。

事件が明らかになったきっかけは、5月18日、西光容疑者が、警察に「ホテルの宿泊料金が払えない」と連絡したことだった。

事情を聞くため、警察官がホテルに駆けつけたところ、西光容疑者は「実は大事な話がある。人を殺した」と話したという。

これを受け、現場のマンションに向かった警察官が、部屋で死亡していた渡邉さんを発見。遺体のそばには血のついた刃物が落ちていたという。

関西外国語大学に通っていた渡邉さん。知人の女性は、渡邉さんと交際相手との関係をこう話した。

記者: ── 2人は交際関係にあった? 渡邉さんの知人:
ありました。つきあってました。
記者: ── どれくらい前から?
3カ月前です。インスタグラムから仲良くなってきてたんです。

渡していた合鍵を返すよう言ったが…

女性によると、渡邉さんは交際相手に自宅の合鍵を渡していて、“半同棲(どうせい)状態”だったという。

しかし…。

渡邉さんの知人:
つきあって1カ月後くらいなので、2カ月前くらいから徐々に悪化していくみたいな感じ。バイト終わりにつけられていたり、家の近くで巡回されていたりと言ってました。

女性らは、渡邉さんが渡していた合鍵についても相談に乗っていた。

渡邉さんの知人:
別れる前に私たちが「(合鍵を返すよう)言った方がいい」って言ったので、「返してください」みたいに言ったら、ちょっとキレたらしいので、もしかして、そこで問題が起きたのかなとも思いました。

そして、事件発覚の3日前には、「ストーカーをどうすればなおるかなとか、警察にも相談したかったけど、『相手が怖かったから相談ができなかった』って言ってました」と、悩みを口にしていたという。

調べに対し、西光容疑者は「包丁で彼女を刺して殺しました」と容疑を認めているという。
警察は、くわしい動機などを調べている。
(「イット!」5月20日放送より)

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