「五色ヶ原の森」シーズンイン! 高山市の乗鞍岳山麓に広がる森林地帯をトレッキング

布引滝を眺める登山者=20日午前8時ごろ、高山市丹生川町

  高山市丹生川町の乗鞍岳山麓に広がる「五色ヶ原の森」が20日オープンし、2004年の開山から21年目のシーズンがスタートしました。

  乗鞍山麓五色ヶ原の森は中部山岳国立公園の南端に広がる約3000ヘクタールの広大な森林地帯で、認定ガイドの「森の案内人」が同行してトレッキングを楽しむことができます。

  20日は高山市丹生川町の五色ヶ原の森案内センター前で開山祭が行われ、国や県、市の関係者や登山者ら約30人がシーズン中の安全などを祈願してテープカットしました。

  その後、登山者や関係者らがガイドと森へ入り、豪快に水しぶきを上げる横手滝や、伏流水が滝となって流れ落ちる布引滝などを巡り雄大な自然の姿を楽しんでいました。

  五色ヶ原の森案内人の会の塚本勝代表は、「森の自然の豊かさを案内するだけではなく、地元の人たちに伝えられてきた、歴史や文化も紹介していきたい」と話していました。

  案内センターによりますと2024年は10月末までの期間中にすでに2700人を超える予約が入っているということです。

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