最後に謝罪したが“時すでに遅し”…当て逃げ&飲酒の韓国歌手と田舎侮辱ユーチューバーに冷たい目線

交通事故を起こし逃走し飲酒運転まで認めた歌手キム・ホジュンと、地方を訪問して侮辱発言したユーチューバー「Psick Univ」が謝罪したが、“時すでに遅し”だった。

同じ時期に議論になった人物たちが、似たような歩みを続けている状況だ。

5月19日午後、キム・ホジュンは「私の一瞬の誤った判断が多くの方に傷と失望感を与え、心より申し訳ないという謝罪の言葉を伝えたい。私は飲酒運転をした。大いに後悔し、反省している。警察の調査に誠実に臨む」と明かし、飲酒運転を認めた。

頑なに否定していた飲酒

5月9日夜にソウル江南(カンナム)で車を運転し、事故を起こして逃走してから10日後の謝罪だった。

(写真提供=OSEN)キム・ホジュン

これまでキム・ホジュンは、当て逃げ自体は認めていたが、飲酒運転は繰り返し否認してきた。彼は出頭せよという警察の連絡を受け取らず、17時間後に警察署を訪ねて調査を受けた。

その後、事故車両のドライブレコーダーのメモリーカードを壊した点、事件直後に京畿道のホテルに移動した点、キム・ホジュンが事故直前に居酒屋に訪問した事実が明らかになり、飲酒運転疑惑がふくらんだ。

これに対してキム・ホジュン側は、「事故前に飲み屋を訪れたのは事実だが、飲酒は絶対にしなかった」と否定。チャンネルAがキム・ホジュンが居酒屋から出てきて、ふらつく姿のCCTVを公開したときも「キム・ホジュンは居酒屋に知人への挨拶がてら立ち寄っただけで、飲酒した事実がないことをもう一度明らかにする。“ふらふら”など主観的な表現に遺憾の意を表する」と反論した。

しかし国立科学捜査研究院が警察にキム・ホジュンが事故を起こす前に飲酒したと判断されるという鑑定結果を通知すると、キム・ホジュンは事故から10日後、飲酒運転の事実を認めた。

(写真提供=OSEN)キム・ホジュン

所属事務所のTHINKエンターテインメント側も「自社アーティストのキム・ホジュン議論と共に、当社の誤った判断で社会的物議をかもした点を謝罪申し上げる。最初の公式立場から、これまでの状況を隠すことに汲々としていた。真実に基づいて行動できなかった点も、また心より謝罪申し上げる」と明らかにした。

キム・ホジュンによって罪のない被害者が出たりもした。彼が事故直前、居酒屋を訪問したとき、ラッパー出身の歌手A氏と有名コメディアンB氏が同席したという報道が出て、Sleepyとホ・ギョンファンが疑われた。しかし2人は、その時期に撮影した写真を公開し、「私ではありません。皆さん気を使ってくださってありがとうございます」とデマを否定した。

「糞の水だね」「おばあさんの味」と侮辱

同じ時期に、慶尚道・ヨンヤン(英陽)郡について侮辱発言をした議論に包まれた「Psick Univ」は、動画公開から1週間後に謝罪の言葉を伝えて動画を非公開にした。

(画像=Psick Univ)

5月18日夜、「Psick Univ」は公式SNSを通じて謝罪文を掲示した。彼らは「問題になったヨンヤン郡編は地域に名所が多いにも関わらず、閑静な地域というコンセプトを強調して撮影し、これに伴いコンテンツ的なおもしろさをもたらすために無理な表現を使った」と話した。

続けて「特にその地域住民と小商工人に対する配慮が足りない軽率な表現を使った。“中国のようだ”、“特色がない”、“糞の水だね”、“おばあさんの味”など指摘してくださったすべての言及事項に対して、コメディーとして受け入れにくい形で視聴者の方々に濾過なしに伝えられ、この部分は弁解の余地なしに、すべての部分で責任を痛感して謝罪申し上げる」と頭を下げた。

特に被害を受けた定食屋やパン屋には「Psick Univ」のイ・ヨンジュ、チョン・ジェヒョン、キム・ミンスが直接訪ねて謝罪の意を伝えたという。

(写真提供=OSEN)Psick Univ

ただ「Psick Univ」の謝罪にも関わらず、チャンネル登録者数は10万人近く減った状況だ。

オンライン上では、議論が大きくなってから遅れて謝った点、動画の問題になった大部分について謝ったが、「ヨンヤンの若い方々がインスタグラムにすべて載せて、私たちが出たということを知って歩き回っていらっしゃる。さっきも女性2人が化粧をきれいにしていたよ」などの問題発言には沈黙した点などを指摘し、冷たい視線を送っている。

(記事提供=OSEN)

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