長年のライバルに感謝の言葉「ユルゲンは私の人生において本当に大切な存在」グアルディオラ監督が退任のクロップ監督にメッセージ

写真:グアルディオラ監督(右)とクロップ監督(左)のライバル関係は一時休戦となる©Getty Images

マンチェスター・シティ率いるジョゼップ・グアルディオラ監督と、今シーズン限りで退任するリヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、プレミアリーグだけでなく、UEFAチャンピオンズリーグの舞台でも激闘を繰り広げ、ブンデスリーガ時代から続く、長年の好敵手として素晴らしいライバル関係を築き上げた。

今シーズン、プレミアリーグで史上初となる4連覇を果たしたマンチェスター・シティのグアルディオラ監督は、優勝を決めた試合後のインタビューで、クロップ監督に感謝の言葉を伝えた。イギリスメディア『talkSPORT』が報じている。

「彼(クロップ)がいなくなるととても寂しくなる。ユルゲンは私の人生において本当に大切な存在だった。彼は私を監督として新たなレベルに引き上げてくれた。私たちはお互いをとても尊敬している」

「彼は戻ってくるとだろうと予感しているし、彼の言葉には本当に感謝している。彼はこのクラブ(マンチェスター・シティ)が私に多くのことを与えていることを知っているだろう。私は一人ではできないし、それを理解している。私の人生において彼は大きな競争相手だ。他のチームに対して有効だった方法を、彼らには見つけられなかった」

最終節前にクロップ監督は「マンチェスター・シティで何が起ころうとも、ペップ・グアルディオラは世界で最高の監督」とグアルディオラ監督のこれまでの功績を称えていた。そのコメントを知りクロップ監督へアンサーを返したグアルディオラ監督は、続けてクロップ監督がリヴァプールで成し遂げた働きに称賛を送っている。

「彼はリヴァプールに自身の足跡を残し、リヴァプールファンに素晴らしい誇りをもたらした。タイトルだけが重要なのではなく、一つの場所にたどり着くと永遠に心を残す個性というものがある。ユルゲンは(ビル)シャンクリーや(ボブ)ペイズリーといった素晴らしい監督たちと同じレベルになるだろう」

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