「中身のある練習を」 平野美宇 自身2度目の五輪へ決意語る 山梨県

卓球のパリ五輪日本代表に内定している山梨県中央市出身の平野美宇選手(24)が20日、羽田空港で報道陣の取材に応じ、五輪への抱負を語りました。

平野選手は、サウジアラビアで11日まで行われた国際大会「サウジスマッシュ」に出場しましたが、女子シングルスで東京五輪金メダルの陳夢選手(中国)の前に3回戦敗退。同じ五輪代表内定の張本美和選手とペアを組んだダブルスは1回戦敗退でした。

「シングルスでは1回勝って、陳夢選手に負けてしまったが、改めて中国選手の層の厚さや強さを実感した。ダブルスも負けてしまい、課題が残るというか、これからどうしたらいいかを考える機会になった」

自身2回目の五輪は約2カ月後。シングルスは初出場となるパリの舞台で、活躍を誓います。

「(五輪まで)試合が続くので練習にたくさん取り組める時間はあまりないが、試合をたくさんしてしっかり練習でやったことを試合で使うことがすごく大事。試合で臆することなく、いろいろなことを使いたい。練習は短い時間でもいいので、しっかり中身のある練習をしていきたい。(五輪の目標は)シングルスではまずメダルを獲得したい。団体戦は世界卓球の悔しさを晴らして、まずは中国選手のところまで行きたい。当たることができたら勝って笑顔で終われるように頑張りたい」

ITTF(国際卓球連盟)の最新の世界ランクでは、平野選手は13位を維持。日本勢で4位です。

平野選手は26日まで中国で開催される、WTTコンテンダー太原に出場します。

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