フェンシング女子フルーレでパリ五輪代表に決まった東晟良(あずま・せら、24=共同カイテック)は〝強メンタル〟で大一番に挑む構えだ。
前回の東京五輪に続く代表入りを決めた東は、20日に中国・上海での大会を終えて羽田空港に帰国。「1回経験していても、五輪を迎えるまでの気持ちは、意外と似ている感じもしている。五輪は特別だし、勝ちたいという気持ちがより大きいので、ちょっとプレッシャーを感じるところもある。もっと頑張らないといけないという気持ちもある」と気を引き締めた。
パリ五輪は「個人&団体での金メダル」を目標に掲げる。悲願達成に向けて「しっかり相手に全力で勝つ気持ちで戦いたい。団体ではミスを少なくしたいが、チームに迷惑かけたらダメとか思ったりしすぎないようにしたい。個人はいつも通りパワフルに全力で」と力を込めた。
姉・莉央(共同カイテック)は無念の代表漏れ。東京五輪に続く姉妹出場はならなかったが「悲しい部分もあるが、莉央の分まで頑張りたい。やっぱり家族が喜んでくれるとうれしいので、勝ちたい」と、家族の思いを胸に戦い抜く。