サバイバル番組「MAKEMATE1」脱北者の練習生が登場…異例の出演が話題に“希望を与えたい”

写真=KBS 2TV「MAKEMATE1」放送画面キャプチャー

KBS 2TV「MAKEMATE1」の参加者であるキム・ハクソンが、話題を集めている。

最近、韓国で放送がスタートしたKBS 2TV「MAKEMATE1(以下、「MA1」)」では、グローバルアイドルという夢に向かって第一歩を踏み出した少年たちの姿が描かれた。そんな中、参加者のキム・ハクソンに関心が集まっている。

登場から自身のキーワードを隠し、好奇心を刺激したキム・ハクソン。隠されていたポストイットをはがすと、そこには「脱北」という2文字が書かれていた。これには、Cメイト(審査員)はもちろん、他の参加者たちも驚きを隠せなかった。

2017年に韓国へ来た彼は、「テレビの中のアイドルが本当にかっこ良くて、夢を育んできた」とし、「背景を言うことは負担だったけれど、ここでぶつからないと、逃げたり、回避しているような気がした」と、挑戦への覚悟を伝えた。

彼はまた、「この番組を通じてもっと強くなるんじゃないかと思う」とし、「環境が厳しく、やりたいことができない方に『できる』という希望を与えたい」と力強い抱負を語った。

写真=KBS 2TV「MAKEMATE1」放送画面キャプチャー

ラップ部門のCメイトである元Phantomのハンヘは、キム・ハクソンの話を聞いて「健気で立派だと思う」と拍手を送った。キム・ハクソンと善意の競争を繰り広げる参加者たちも「難しい決断だったと思うが、本当に大きな決断をしたようだ」「その瞬間、何かぐっと来た」などの反応を見せ、キム・ハクソンの夢を一緒に応援した。

特にキム・ハクソンのストーリーが公開されると、ネット上でも話題を集めた。史上初の脱北者のオーディション番組挑戦という背景に、世界中から励ましの声が寄せられている。特にX(旧Twitter)の投稿は、日本だけで3000万回のインプレッション(投稿の表示回数)を記録し、大きな関心を集めた。

この日の放送では、キム・ハクソンのほかに、チョトリオのチョ・ギュチョンの息子で一家で7人目の歌手になりたいというチョ・ミンジェ、ショートフォームコンテンツで3,500万回の再生回数を記録した主人公のミドリ、救急救命士の資格を持っているスキンスキューバーのソ・ユンドクなど、多彩な魅力を持つ参加者が登場し、今後のストーリーへの期待を高めた。

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