大型無人機、嘉手納に飛来 米軍、10月まで一時展開

米軍の大型無人偵察機MQ4C(米海軍提供・ロイター=共同)

 20日午後8時55分ごろ、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)に大型無人偵察機MQ4Cが1機飛来した。関係者が同日明らかにした。米側は10月まで2機を一時展開する計画で、県などは反対していた。防衛省によると、米軍は南西地域での情報収集や警戒監視、偵察(ISR)能力強化のためと説明している。

 計画を巡っては、展開期間が順守されるのかどうかも不透明だと県側が反発。15日には県議会の自民、公明両党の会派代表者が防衛省沖縄防衛局に計画の再検討を要請していた。

 嘉手納基地では昨秋から、海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)から移駐された無人偵察機MQ9を運用している。

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