ギニア初の地上型太陽光発電施設が送電開始 中国企業が建設

ギニア初の地上型太陽光発電施設が送電開始 中国企業が建設

ギニア・シマンドゥ鉄道の太陽光発電施設。(資料写真、天津=新華社配信)

 【新華社天津5月20日】中国のインフラ建設大手、中国鉄建傘下の中鉄十八局集団(天津市)が西アフリカ・ギニアで建設したシマンドゥ鉄道の太陽光発電施設がこのほど、正式に送電を開始した。

 ギニア初の地上設置型太陽光発電施設で、敷地面積5万9700平方メートル、設備容量(発電能力)は13.7メガワット。中国の技術と設備を全面的に採用し、現地のグリーン(環境配慮型)エネルギー推進に重要な模範的役割を担う。

ギニア初の地上型太陽光発電施設が送電開始 中国企業が建設

ギニア・シマンドゥ鉄道太陽光発電施設の建設現場。(資料写真、天津=新華社配信)

 中鉄十八局は建設にあたり、生産工程に水の循環利用と環境保護型の資材を採用し、建設時の二酸化炭素(CO2)排出量を可視化した「カーボンフットプリント」を削減。両国の作業員の努力により施設は4カ月で完成し、順調に送電を実現した。

 運用開始後のクリーン電力発電量は1日あたり約12万2千キロワット時を見込む。1日平均3万2千リットルの燃料を節約し、CO2排出量を約84.2トン削減する。削減量はサハラ砂漠に毎日165本を植樹するのに相当する。

 施設はシマンドゥ鉄道の建設に安定した電力を供給するだけでなく、鉄道開業後も営業に必要な電力を保障し、ギニアでのグリーンエネルギーの幅広い利用をさらに後押しする。(記者/毛振華、宋瑞)

ギニア初の地上型太陽光発電施設が送電開始 中国企業が建設

ギニア・シマンドゥ鉄道の太陽光発電施設。(資料写真、天津=新華社配信)

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