<コラム>『366日』追い打ちをかけるように描かれた、智也(坂東龍汰)の手料理!“ただ焼いただけっぽいネギ”という圧倒的大差

<コラム>月9ドラマ『366日』第7話

今週もさまざまな出来事が、丁寧に、描かれていきましたね…。

【写真】『366』第7話の写真を見る

序盤から、遥斗(眞栄田郷敦)が復職した備品管理課の“ポニーテール先輩”が絶妙に怖い、花音ちゃん(中田青渚)は竜っちゃん(中沢元紀)にあたり強め、とはいえ竜っちゃんも仕事休んでないで働け、智也(坂東龍汰)の“ネギ”から演奏会の“フルート”につながる“長い棒” エフェクト(意味わからん!)。

そのフルート奏者と静原吾朗(前田公輝)カップルは誕生日プレゼントあげがち、和樹(綱啓永)カレーこぼして明日香(広瀬アリス)にキュン♡、なことより和樹はカノジョ・芽美(高田里穂)を率先して花火大会誘え、そんななかカノジョ・芽美はあからさまに嫉妬し過ぎ、遥斗VS和樹の“はぐれた明日香を探せ!”、和樹あっさり敗れて(何に?)遥斗と明日香のオンブトーク♡。

それぞれの思いが交錯しまくりの救護所前から見上げる花火♡ 、とかしてる間に帰り道ですれ違う看護師・宮部紗衣(夏子)の戦慄!!、「お兄ちゃん(=遥斗)帰ってこない!!!」、トゥービーコンティニュー!!!!

うんうん、あったね、あったね、今週もいろいろあったね…。特に、ネギ=フルート=長い棒という意味不明で勝手な関連性に気づいたとき、僕、頭おかしいんじゃないか?ってちょっと笑ったよね…。

うんだけども、今週は特に、ゆっくりと物語が進んでいるように見せかけながら、実はエピソードが満載で、そのどれもが濃厚かつ丁寧で、とにかくラストの“花火”で、すべてのカップルが♡で、大団円を迎えればいい、それだけのお話だっていうのに、あっちの矢印があっちへ向かってたり(和樹→明日香)、フニャフニャしたもどかしい矢印が向いてたり(智也→莉子:長濱ねる)、矢印が向いてんだか向いてないんだかわからない!?状態だったり(遥斗→明日香)と、“幸せ”を映像化するのにこの上ない“花火”において複雑で繊細な思いを交錯させるだなんて、なんて深み満載なんでしょう(前作の月9『君が心をくれたから』の“花火”も同様、“幸せ”に相反する見せ方だったね…)。

第7話、僕が、どうしても、どうしても気になったのは、あの二つ!!なんですッ

…だの、なんだの、かんだの、ここまで、やんややんや、言いましたが、今回の第7話、僕が、どうしても、どうしても気になったのは、あの二つ!!あの!!二つ!!!!なんですッ!!!!(急に鼻息)

①遥斗の“あの帽子”似合い過ぎ問題

いやー、マジで、遥斗の、“あの帽子”、あの、緑の“あの帽子”、似合いすぎじゃありません?(そこ?)ねぇ??そう、思いませんでしたか!?(誰に)

遥斗が復職して、復職した先で、“ポニーテール先輩”が地味に怖くて(怖いは怖いんだけど、とはいっても、怖すぎない、あの感じが尋常じゃないリアリティ!!…“ポニーテール先輩”も、決して悪気があるわけではなくて、言い方がきついってだけで、決して心から“嫌なやつ”とは言いきれない…だけど、怖い…。という、あの感じが、尋常じゃないリアリティ!!)失敗続きで、落ち込んでて。

だけど、そんななか、遥斗が関わったレストランのキッチンカーイベントのお手伝いが舞い込んできて、遥斗も「やってみたい!」って気持ちになって、だけどそのキッチンカーイベントは明日香の誕生日で、だけどそんなこと、遥斗は忘れてて、そんなこんな、“やる気”と“すれ違い”が交錯するなか、迎えた、10月28日(土)、「パトリアHalloween」で、意気揚々と、遥斗がかぶっていた、あの、“あの帽子”!!!あの、緑の、帽子!!!!(説明長すぎ)あまりにも、似合い過ぎじゃあ、ありませんか!??!

もうね、遥斗の頭があの帽子でデフォルトなんじゃ!?って思うほど(どういうこと!?)の、お似合い&フィット感だし、“あの帽子”を郷敦にかぶせた瞬間、スタッフ全員、心の中で「イケる!!」ってなった“衣装合わせ”の場面すら想像してしまったほどのお似合い&フィット感(僕、誰なんだよ)。

そして、あの帽子の遥斗を、僕がこないだどっかのニュースサイトで場面写真として見たとき、「遥斗、復職できたんだ…涙」って感情より、「遥斗、帽子似合いすぎ!!!」って感情の方が勝ってしまったほどの、お似合い&フィット感!!(知らんがな)。

うん、で、ところで、“あの帽子”、名称はなんていうんでしょうか?(マジで知らんがな)

②なことより、何より、亘さん(岩永丞威)…号泣

うん、なことより、何より、亘さんですよね!?ねッ?!?!(さらに鼻息)(誰に!?)

前回のラスト、興奮のあまり、すべてを忘れさせてしまった “最後の人影”=“亘さんであれ!”問題。

僕は、あれだけ散々、“亘さんであれ!!”と、そう強く願いながらも、そうはいっても、まだわからない。核心はない。もしそうだったとしても、今さら出てきてどうする。

今さらに不審者っぽく現れたんじゃダサ過ぎる。恥ずかしい。どの面下げて。往生際が悪い。いい加減にしろ。そんな亘さんは見たくない。やめてほしい。出てくんな。亘さんであってほしくない。

とはいえ、亘さんであってほしい気はする(どないやねん)。いや、やめてくれ(複雑)。あの亘さん(=理想のカレシ)はどこへ行ったの?いいや、アイツは“既婚ダンマリ決め込み不倫クソ野郎”(口悪すぎ)。

もう出てこなくて結構。とはいえ、ワンチャンはほしい。ドラマ的なワンチャン、そして、人生のセカンドチャンス的な、救いもあってほしい。いいや、結婚してたのに、ナチュラルにダンマリ決め込んで付き合ってたヤツに、莉子ちゃんへのセカンドチャンスなんてあるわけがないだろ!莉子ちゃんを舐めんな!もう出てくんな!…とはいえ、そうはいっても、見たい。亘さんが、見たい!亘さんで、あってほしい!!うん、そうだ!亘さんであれ!!!!!

…と、一人でわけのわからない逡巡(しゅんじゅん)を繰り返していたわけですが、第7話、冒頭4分ころ、莉子と智也が仲良く歩くその背後…。

(自動車音とともに)美しいオールバックの後ろ髪男、現れる…。

亘さぁぁぁああああーーーーーーーーーーーーんん!!!!!!!!!

やっぱり、そうだ!!あの人影は、亘さんだったんだ!!そして、この、美しいオールバックの後ろ髪は、亘さんに違いない!!!って、亘さん再登場の予感が、核心に変わったとき、僕、少し笑っちゃった…のも束の間、そっから開始20分過ぎ、莉子のアパート前にて…。

美しいオールバック姿の亘「(神妙な面持ちで)妻と正式に別れた!莉子とやり直したい!!!」

どの面さげてぇぇぇえええええーーーー!!!!!!!

想像していたとはいえ、そんなことをのたまう亘さんにドン引きしてしまった…次の瞬間。

亘「君を誰にも渡したくないんだ!」(とか言って莉子の手をつかむ)

往生際ぁぁぁぁああああぁぁぁぁーーーーー!!!!!!!

怖い怖い!!怖すぎる!!!その美しいオールバック姿が余計に怖いし、キモイよ!!なんなの亘さん!!!亘さん、一体何なの!?!?!って、ついに亘さんに本気で憤ってしまった、次の瞬間。(智也が現れて対峙する)

亘「(智也に背伸びして胸を張りながら)僕は彼女と2年付き合ってました!」

だっせぇぇぇえええええーーーーーーー!!!!!!!!

あぁ、もう、亘さん。それはいくら何でもダサ過ぎだよ。そして俺は悲しいよ。悲しすぎるよ!!

あんな、ちょっと数話前までは、理想のカレシ♡だった、亘さんなのに、今となってはあまりにもダサ過ぎて、俺は泣きそうだよ。

で、その後、亘さんと対峙した智也はっていうと、くそカッコいい莉子への“思い”が真摯に語られて、それはまるで告白で、その中身があんまりカッコよくて、男らしくて、キュン死にレベルで、シーン的にも、ラブストーリーの展開的にも、極上に素晴らしくって、この場面は、絶対、どうしたって、ほとんどの視聴者にとっては莉子と智也が主人公♡な、そんな場面だったっていうのに、俺にとったら、この場面の主人公は当然亘さんで(なんでだよ!)、だからもう、いたたまれなくって、悲しくって、情けなくって、泣いちゃったよ…俺…。

だっせーよ、亘さん。あれはあまりにも、ダサ過ぎだよ。俺は、そんな亘さん、見たくなかったよ。あの場面、百歩譲って、妻と別れたって言いに来た。そういう誠意を伝えに来たって部分までなら、同情の余地は無きにしも非ずなんだけど、「2年付き合ってました!」って、うん、マジで、智也同様、どういうマウントなの!?

亘さん、いいや、もうお前は今日から亘だ!!亘、いいか!!??!俺が教えてやる!!!愛!!!愛ってもんはな!!年月じゃない!!!密度なんだッ!!!!(急に)

っと、謎に決まったところで(決まってはない)、そっから、再び亘さんに追い打ちをかけるように描かれた、智也の“思い”後の手料理ってのが、“ただ焼いただけっぽいネギ”という圧倒的大差。

だって、だって、だってさ、亘さんが第3話で作った料理ってのがね!(開始15分ころ参照…莉子と明日香に「さぁ、ごはんできたよ~!」って言う亘さんが今となっては切ない)ってのが“ポークソテー(っぽいもの)に、彩り野菜を添えて…”っていう、この、この差!!!

そう、そうなの!!(何が!?)亘、いいか!?俺が教えてやる!!料理、料理ってもんはな!!品数じゃない!!素材だ!!!(わけわからん)

おっと、いけない…。興奮し過ぎてしまった…。一体、この第7話、どんな話でしたっけ?(おい)

そうだそうだ、亘さんさ…(結局そこ)妻とは別れたって、そういうことなんだからさ、うん、もっかい、もっかいくらいはさ、ワンチャン…ある??よね?!?!(絶対ない!)

© 株式会社フジテレビジョン