捜査情報漏えいした元巡査長を起訴 鹿児島地検

 鹿児島地検は20日、職務上知り得た情報を漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで逮捕、送検された元県警曽於署の巡査長(49)=鹿屋市=を同罪で起訴した。

 起訴状によると被告は2023年6月、鹿児島市の県警本部で自身のスマートフォンのメッセージ機能を使って、1人の犯罪情報を第三者に送信したとされる。同一人物に対し、同9~10月ごろには、捜査情報が記載された書面「告訴・告発事件処理簿一覧表」を市内で手渡し、24年3月には同一覧表を市内の郵便局から郵送し、職務上知り得た秘密を漏らしたとされる。

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