殺人容疑で実行役再逮捕へ 夫婦焼損遺体、計4人に

 栃木県那須町の河川敷で夫婦の焼損遺体が見つかった事件で、夫婦殺害に関与した疑いが強まったとして、警視庁と栃木県警の合同捜査本部が殺人容疑で、いずれも実行役とみている若山耀人容疑者(20)と姜光紀容疑者(20)の逮捕状を取ったことが20日、捜査関係者への取材で分かった。21日に再逮捕する。

 死体損壊容疑で逮捕された6人のうち、殺人容疑の再逮捕は仲介役の平山綾拳容疑者(25)と指示役の佐々木光容疑者(28)と合わせ計4人となる。捜査本部は事件を主導した疑いのある関根誠端容疑者(32)ら残る2人も殺人容疑で再逮捕する方針で捜査している。

 姜容疑者が平山容疑者から「4月上旬に遺体を車で運ぶよう依頼があった」「夫婦の殺害も頼まれた」と供述していることも判明。殺害についてもほのめかす供述をしていた。若山容疑者は殺害現場の疑いがある東京都品川区の空き家のガレージに「入っていない」と話している。2人は現在は黙秘しているという。

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