【中国】上汽とアウディ、共同開発EVを25年投入へ[IT]

中国自動車最大手の上海汽車集団(上汽集団)は20日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディと共同開発する電気自動車(EV)を2025年に投入すると発表した。従来方針から1年前倒しとなる。

電動車用プラットフォームを共同で開発する。アウディの持つハイエンドモデルの研究開発(R&D)能力と技術力、上汽集団のスマート電動イノベーション技術をそれぞれ持ち寄る。共同開発車は、業界トップのソフト・ハードウエアを搭載し、世界トップの電動性能を持つと説明した。

第一財経日報(電子版)によると、共同開発車はEV3車種。新たなプラットフォームを通じてR&Dの効率向上と開発プロセスの最適化を実現し、新車の投入ペースを従来より30%以上短縮できるという。

両社は開発、調達、生産、販売の面でも協力を図る。

VWは昨年7月、アウディと上汽集団の協力関係を強化すると発表。VWのオリバー・ブルーメ最高経営責任者(CEO)は今年4月、アウディと上汽集団が共同開発する第1号モデルを26年に市場投入する方針を示していた。

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