【インドネシア】4月の電動車生産、前年比1.8倍の6714台[車両]

インドネシア自動車製造業者協会(ガイキンド)によると、4月の電気自動車(EV)とハイブリッド車(HV)の生産台数は、前年同月比1.8倍の6,714台だった。前月比では15.6%減少した。

内訳はHVが4,239台、EVが2,475台。前年同月からいずれも1.83倍に増えたが、前月比ではそれぞれ14.9%減、16.7%減だった。

HVのモデル別で最多だったのは、トヨタ自動車の多目的車(MPV)「キジャン・イノーバ・ゼニックス」の2,468台。ブランド別の生産台数は、トヨタが2,969台で最も多かった。

EVのモデル別では、中国・上汽通用五菱汽車(SGMW)の5ドアのハッチバックタイプEV「ビンゴEV」が826台で最も多かった。ブランド別でもSGMWが1,691台で最多だった。新たに生産を開始した、中型ハッチバック「クラウドEV」は705台だった。クラウドEVの追加により、SGMWは全メーカーの中で、最も多い3車種のEVを生産するメーカーとなった。

HV、EVを合わせた全メーカーの電動車の1~4月の累計生産台数は、前年同期比2.3倍の3万1,342台。このうち、生産比率はHVが64.7%、EVが35.3%だった。

<資料>インドネシア電動車販売・生産台数(5月21日付)

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