【マレーシア】富山の「麺家いろは」試験出店、ハラル対応[サービス]

富山ブラックラーメンを提供する「麺家いろは」を展開する天高く(富山県射水市)は、今月25日からマレーシアの首都クアラルンプールに期間限定で出店する。同国での出店は初めてで、同社初の試みとなるハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)メニューを提供する。

クアラルンプールの繁華街ブキビンタンの商業施設「ロット10」にある日本食レストランが集結したフードコートエリア「ジェーズ・ゲート・ダイニング」に出店する。イスラム教徒(ムスリム)が人口の6割以上を占めるマレーシアに出店し、ハラルメニューを提供することで、今後の海外展開の可能性を探る。

天高くは1993年の設立。麺家いろはでは、「富山ブラック黒醤油ラーメン」のほか、「白エビ塩ラーメン」や「激辛タンタン麺」も提供する。現在、富山県に2店舗、京都府と神奈川県に各1店舗を展開するほか、海外では、香港に1店舗、台湾とタイに各2店舗を展開している。

天高くは今回、マーケティング事業を手がけるラバブルマーケティンググループ(東京都港区)が、マレーシアの共同出資会社テイスト・フード・ジャパンを通じて提供する「お試し出店サービス」を利用して出店する。

ラバブルは、テナント物件の調査などを手がけるVIDA Corporation(東京都渋谷区)、店舗仲介事業のプログレッソディレクション(同中央区)と3社協業で、アントワークス(同杉並区)が展開するスタミナ丼のチェーン店「伝説のすた丼屋」のマレーシアでの期間限定出店を支援した実績を持つ。

© 株式会社NNA