中国自動車大手、長城汽車（ＧＷＭ）のタイ法人、ＧＷＭタイランドは20日、電気自動車（ＥＶ）レンタルなどを手がける地場ＥＶミー（ＥＶＭＥ）・プラスと仮想プラットフォームを通じたＥＶ販促で覚書を結んだと発表した。ＥＶミーのプラットフォームを通じてＥＶのレンタカーと販売、販促を広く展開していく。
ＧＷＭは、レンタカー用で2022年からＥＶミーにＥＶ「ＯＲＡ」を供給している。ＥＶミーは今後、プラットフォームを通じてＯＲＡの販売も行うほか、ソーシャルメディアを通じてＯＲＡの宣伝や販促キャンペーンを実施する。ＥＶミーのスウィッチャ最高経営責任者（ＣＥＯ）によると、同社でＥＶをレンタルしたユーザーの50％以上がその後にＥＶ購入を決めたといい、ＧＷＭは連携強化によるＥＶ販売拡大に期待をかける。
ＥＶミーは、ＧＷＭがタイで販売するＥＶ４モデル「ＯＲＡグッドキャット」「ＯＲＡグッドキャットＧＴ」「ＯＲＡ07（パフォーマンス）」「ＯＲＡ07（ロングレンジ）」全ての予約を受け付ける。ＧＷＭタイランドのナローン・マネジングディレクターは声明で「ＥＶミーとの連携により、顧客が当社のＥＶに簡単にアクセスできるようになる」などとコメントした。
ＥＶミーは、タイ国営石油ＰＴＴの傘下企業。ＧＷＭのほか、中国の比亜迪（ＢＹＤ）、重慶長安汽車、米テスラなどのＥＶレンタルを行っている。
