「え?もう終わり?それはないニャ!待ってよ~」(心の声)
お父さんがポンポンを辞めて風呂に向かうと、手を振り回すなどして猛抗議する猫ちゃん。面白かわいいワンシーンがInstagramで注目を集めています。投稿したのは、Instagramユーザーの「@mike_noritama」さん。
投稿には2024年5月14日時点で1万件を超えるいいねが寄せられるなど話題となっています。
また記事の中盤では、犬猫の不妊・去勢手術の実施率とその実施費用についてもご紹介します。
※投稿の画像は【写真】をご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
お父さんからの「ポンポン」が大好きな、猫のミケちゃん
「ぽんぽん中に風呂に行くことを猛抗議するミケ」というコメントとともに投稿されたのは1本の動画でした。
そこに写っているのは、お父さんの隣で横になり「ポンポン」してもらう猫ちゃんの姿。
話題となっているのは「ミケ」ちゃんという元保護猫の女の子です。ミケちゃんは、お父さんに身体をポンポンしてもらうのが大好き。この日も至福の時間を満喫していたようですが……?
お父さんが風呂に向かうと、ミケちゃんの反応が一変!?
優しい声掛けとともにポンポンするお父さん。ミケちゃんのウットリした表情や、警戒心の感じられないポージングからは、溢れんばかりの幸せが伝わりますね。
しばらくするとお父さんは「お風呂入ってくるよ」「よーし」と声をかけて立ち上がりました。至福の表情を浮かべていたミケちゃんですが、ポンポンが終了することに気づいた様子。
なにかいいたげに口を開けたかと思いきや……?お父さんの足をめがけて両手を伸ばすミケちゃん。
両手を振り回すようにしてカサカサ動かしています。素早い動作からは「え!?待ってよー!!」といった切実な気持ちが伝わります……!
ペットの不妊・去勢手術の実施率は?どのくらいの費用がかかる
ここから少し、ペットに関する数字をご紹介していきます(投稿された内容については、この次のページにも続きますよ)。
ペットを飼ったばかりの人や、これから飼いたいと思っている人にとって、重要な関心事項が「不妊・去勢手術」という人もいるかと思います。
一般社団法人ペットフード協会はペット関連企業のマーケティング施策や商品開発を後押ししたり、ペットの飼育率向上を図るため、全国犬猫飼育実態調査を行っています。
「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」によれば、犬猫の不妊・去勢手術の実施状況についてアンケートを取ったところ、以下のような結果となりました。
猫8割、犬半数以上が不妊・去勢手術を受けている
【猫飼育者】現在飼育しているペットの不妊・去勢手術の有無
集計ベース:現在犬猫各飼育者 アンケート人数782
※猫の場合:、野良猫・地域猫給餌あり含む
- 不妊・去勢の手術を受けている :78.8%
- わからない:7.5%
- 手術を受けていない:13.7%
【犬飼育者】現在飼育しているペットの不妊・去勢手術の有無
集計ベース:現在犬猫各飼育者 アンケート人数1041
- 不妊・去勢の手術を受けている :55.3%
- わからない:4.8%
- 手術を受けていない:39.9%
調査の結果、猫では約8割、犬では約半数以上の飼い主が、不妊・去勢手術を行っていることがわかりました。
不妊・去勢手術の費用は犬と猫で5000円の差
続いて、不妊・去勢手術の全国平均額を見ていきましょう。
日本獣医師会が2021年に実施した調査「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査結果(令和3年度)」によると、不妊手術診療料⾦中央値は以下のような結果になりました。
- <不妊手術> 猫去勢:1万2500円(中央値)
- <不妊手術> 犬去勢:1万7500円(中央値)
個体差や地域差もありますが、全国平均の中央値で比較すると、猫の手術費用は1万台前半、犬の手術費用は1万円台後半となりました。
不妊・去勢手術は、飼い主が責任をもって考えよう
犬や猫に、子供を産ませるつもりがない場合、また、もし生まれてきても、その小さな命に責任が持てない場合は、飼い主が不妊・去勢手術をすることが大切です。
また、子供が生まれたものの、もし飼うことができない場合は、新しい飼い主さんを見つけるなど、最後までその命に責任をもちましょう。
命ある動物の一生について、その面倒をみる覚悟が必要ですね。
「猛抗議」になぜか癒される人が続出!
さて、投稿のご紹介に戻ります。
ミケちゃんの「お父さんへの愛」が伝わる猛抗議に癒された人は多いようで、投稿には沢山の反響がありました。
コメント欄には「想像以上の猛抗議をしていて、笑ってしまいました(笑)」「手を振り回すのがとてもかわいい(笑)」「仕方なく香箱座りするのもかわいい」といった具合に、ホッコリして笑った人の声が続出しています。
ミケちゃんの優しい性格は、野良猫時代からだったという
投稿者さんに詳しいお話をうかがいました。
――出会いのエピソードを教えてください。
およそ一年間、野良猫生活をしていましたが、保健所に引き取られる前に保護しました。
――お名前の由来はありますか?
三毛猫なのでそのままミケです。
――普段はどのような子ですか?
野良猫時代からそうでしたが、すごく優しい性格で甘えん坊で少し鈍臭いところがあるのがミケの特徴だと思います。イタズラすることもないですし、急に怒ったりすることもありません。
しつこく撫でても嫌になったら怒ったりせず、自分からスッとその場を立ち去る感じです。野良時代は他の野良猫から危害を加えられてもやり返したりすることはなかったです。
――自慢のポイントは何ですか?
これは顔も性格も全てですが、三毛柄がとっても美しいのと毛並みもすごく綺麗なところです。
野良猫だったのにすごく優しい性格、そして三毛柄の美しさ、ムスッとした表情のなんともいえない可愛さです。
以上、SNSで話題の猫ちゃんでした。
参考資料
- @mike_noritama
- 一般社団法人ペットフード協会「令和5年 全国犬猫飼育実態調査」
- 公益社団法人 日本獣医師会「小動物診療料金」