【試合詳細】5・18 アイスリボン道場マッチ 真白優希&柳川澄樺 vs Miki Fortune&杏ちゃむ 弓李 vs 神姫楽ミサ 星ハム子 vs しのせ愛梨紗 Yappy vs 咲蘭

『アイスリボン1347』
日程:2024年5月18日(土)
開始:12:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:43人

▼ICEx∞王者決定リーグ Bブロック公式戦 10分1本勝負
△Yappy
10分0秒 時間切れ引き分け
△咲蘭
※Yappy2点・咲蘭3点

▼ICEx∞王者決定リーグ Aブロック公式戦 10分1本勝負
○星ハム子
6分18秒 ダイビングボディプレス→片エビ固め
●しのせ愛梨紗
※星ハム子4点・しのせ愛梨紗1点

▼ICEx∞王者決定リーグ Aブロック公式戦 10分1本勝負
△弓李
10分0秒 時間切れ引き分け
△神姫楽ミサ(JTO)
※弓李5点・神姫楽ミサ1点

▼Miki Fortune日本デビュー戦 タッグマッチ20分1本勝負
○真白優希/柳川澄樺(JTO)
11分2秒 特盛クラッチ
●Miki Fortune/杏ちゃむ(信州ガールズ)

東京女子・キラ・サマーの実姉、Miki Fortuneが日本デビュー戦初タッグで黒星スタート!負け知らずの弓李がICEx∞Aリーグ首位独走中!

第1試合

共にリーグ戦2戦を消化して、Yappyは得点1、咲蘭は得点2。この試合を落としたらブロック1位通過はかなり厳しくなる。ゴングと同時にドロップキックを放った咲蘭は、さらにコーナーに後ずさったYappyに串刺しドロップキックの追撃でカバーもカウント2。ロープに飛んだ咲蘭の飛び込みをキャッチしたYappyがボディスラムでカバーもカウント2。Yappyが変形キャメルクラッチ、さらにコーナーに咲蘭を叩きつけての串刺しヒップアタック、串刺しラリアットでカバーもカウント2。コーナーにYappyを振った咲蘭だが、飛び込みをYappyが前蹴りでかわし、コーナーに上がっての絞首刑攻撃。さらにロープに飛んでのヒップアタックでカバーもカウント2。Yappyがファイヤーマンズキャリーも咲蘭がおんぶスリーパーへ。2度、コーナーに叩きつけてスリーパーを外したYappyがコーナーに咲蘭を詰めて飛び込むも咲蘭がエプロンへ逃れ、さらにリングに前転で戻るとロープに飛んでのドロップキック2連発でカバーもカウント2。

咲蘭が脇固め。ロープに逃れたYappyの両手をエプロンに引き出して咲蘭がエプロンに立ってのヒップドロップ。リングに戻ってうつ伏せのYappyの腰にロープを走ってのフットスタンプを連打。起き上がるYappyの側頭部に低空ドロップキックをヒットし、咲蘭がカバーもカウント2。咲蘭がクロスボディもキャッチしたYappyが抱え上げて後方にぶん投げる。Yappyがカバーもカウント2。Yappyが逆エビ固め。ロープに逃れた咲蘭をファイヤーマンズキャリーから振り回してのウェイストランドでYappyがカバーもカウント2。Yappyがロープに乗ってのボディプレスを狙うが、足にしがみつけて阻止した咲蘭がYappyの腰にエルボーを叩き込んでの丸め込みもカウント2。続けて咲蘭がドロップキックでカバーもカウント2。咲蘭がグランドでのおんぶスリーパー。起き上がったYappyがロープに逃れるも咲蘭がはりつけドロップキックでカバーもカウント2。咲蘭が丸め込みを連発するが、いずれもカウント2。両膝立ちのYappyに咲蘭がバックキックをヒットさせてカバーもカウント2。咲蘭がコーナー最上段からのダイビングフットスタンプでカバーもカウント2。さらに丸め込みでフォールを狙うが、ここで時間切れとなりドロー。

Yappyが1点を加えて得点2、咲蘭も1点を加えて得点3。Yappyは残り1試合を残しているものの、ブロック1位通過はほぼ絶望的となり、咲蘭が1位通過をするためには残り1試合=まなせ戦に勝利することが絶対条件になった。

第2試合

第1試合同様、この試合がリーグ戦3戦目となる2人。ハム子は得点2、愛梨紗は得点1と、負ければ一気にブロック1位通過の望みが薄くなる大事な1戦。ハム子がリングに上がると同時にクロスボディを仕掛けていった愛梨紗。まだガウンを着ているハム子をカバーもカウント2。さらに続けて2度カバーに入るもハム子がキックアウト。さらに愛梨紗が串刺しボディアタックを決め、タックルを仕掛けるが、ハム子がこらえる。仁王立ちで雄たけびを上げたハム子がカウンターのタックルで愛梨紗を吹っ飛ばすと、ガウンを脱ぎ、そのガウンで愛梨紗を痛打。ハム子がどすこい逆エビ固め。

ロープに逃れた愛梨紗をコーナーに引き込みハム子がコーナーに乗っての腹ウォッシュ。続けて串刺しボディアタックからお・し・り・ダーッ!を狙うが、その尻を愛梨紗が蹴り飛ばす。倒れたハム子を愛梨紗が変形チンロック。ロープに逃れたハム子に飛び込みのボディアタック、ロープに飛んでのクロスボディでカバーもカウント2。ネックブリーカードロップを狙う愛梨紗。こらえたハム子がファイヤーマンズキャリー。着地で逃れた愛梨紗がエルボー。ここからエルボーの打ち合いへ。愛梨紗がチンクラッシャー、タックルでカバーもカウント2。愛梨紗がロープ際にハム子を追い込んでのエルボー連打。しのいだハム子が腹ウォッシュからのシャイニング腹ザードでカバーもカウント2。愛梨紗が河津落とし、ネックブリーカードロップでカバーもカウント2。ハム子が飛び込みラリアットでカバーもカウント2。愛梨紗がハム子のラリアットをかわしてバックに回り込んでの丸め込みもカウント2。ローリング式の丸め込みを狙うが、これはハム子が阻止し愛梨紗の背中にエルボーを叩き落すとアッパーエルボー。愛梨紗が首固めもカウント2。再びローリング丸め込みを狙うが、これをまた阻止したハム子がラリアットでカバーもカウント2。ハム子がバックフリップでカバーもカウント2。ハム子がダイビングボディプレスを決め、カウント3を奪った。

これでハム子は2点を加えて得点4。残る藤本との一戦に勝つか引き分けるかが1位通過の最低条件となる。一方の愛梨紗は3戦を終えて得点1。残る神姫楽戦に勝っても1位通過の可能性はなくなった。

第3試合

現在、リーグ戦2戦2勝の弓李。この試合に勝てばブロック1位通過に王手がかかる。試合は弓李の奥の手であるクラッカー攻撃でゴング。そのまま丸め込んだ弓李だが、神姫楽がキックアウト。弓李がぐるぐる回転してのエビ固めもカウント2。さらに横入式エビ固めもカウント2。場外に逃れた神姫楽を弓李がコールドスプレーを噴射しながら追いかける。さらに客席になだれ込んで神姫楽を鉄柵にはりつけて髪を引っ張る。さらに花道後方に連れ込むが、ここで神姫楽がボディスラムで逆襲。弓李を鉄柵にはりつけてお返しの髪引っ張り攻撃。さらに入場ゲートに弓李を連れ込むと、MIOレフェリーとハム子にゲートを押さえるように指示し、パロスペシャル。MIOにギブアップを取るようにアピールも場外では認められない。

「なんだよ、アイスリボン!」とパロスペシャルを外して弓李をリングに入れると、猪ムーブからの串刺しタックル、続けてミサロックを決める。さらに前方回転で弓李の両足を抱え込むと逆エビ固めを狙う。弓李が下から蹴りを入れると、神姫楽がストンピング、エルボードロップ、さらにセントーンを仕掛けるも、これをかわした弓李が側転プレスでカバーもカウント2。弓李が脇固めへ。さらに腕4の字から神姫楽の首を絞め上げる。ロープに逃れた神姫楽の腕をさらに絞め上げた弓李がネックブリーカードロップ、ダイビングボディアタックでカバーもカウント2。弓李の飛び込みをキャッチした神姫楽がミサボムから逆エビ固め、さらに高角度の逆エビ固めで絞め上げる。ロープに逃れた弓李にコーナー2段目からのダイビングセントーンで神姫楽がカバーもカウント2。弓李が下から神姫楽の両足を抱えてのエビ固めもカウント2。神姫楽がラリアットでカバーもカウント2。弓李がネ・コヒストラルを狙うも、これを潰した神姫楽がカバーもカウント2。神姫楽のラリアットをかわした弓李が投げ捨てジャーマン。弓李の飛び込みに神姫楽がカウンターのラリアットでカバーもカウント2。神姫楽が追撃のラリアットでカバーもカウント2。ほぼ大の字の弓李に上からエルボーを叩き込んだ神姫楽がコーナー最上段からのダイビングセントーンを決め、がっちりとカバーもカウント2が入ったところで時間切れのゴング。あと1秒あれば…という展開だったものの、試合は引き分けに終わった。

神姫楽はこれで得点1。1位通過に首の皮1枚残した。一方の弓李は1点加えて得点5。負け知らずでAブロック首位を独走。残る藤本戦に勝てば文句なしの単独1位通過となる。

第4試合

“Miki Fortune日本デビュー戦”と銘打たれたこの日のメイン。日本初来日のミキは3月に東京女子プロレス所属としてデビューしたキラ・サマーの実姉。オーストラリアの団体ライオット・シティ・レスリングで女子シングル王座を3度戴冠し、『The Huntress』=女狩人の異名を持つ実力者でもある。

試合前から険しい表情を崩さないミキは試合前の握手を拒否。コーナーに真白と柳川が戻ったタイミングで2人を急襲。エルボーを叩き込む。自軍コーナーに戻ろうとするミキに杏ちゃむが「とりあえず握手してから…。」と止めに入ると、味方の杏ちゃむにもラリアットを叩き込む。返す刀で再び真白と柳川に対すると、2人まとめてラリアット。ロープに飛ばされた柳川がカウンターの片足ドロップキックでミキを吹っ飛ばし、思わず真白がカバーもカウント2。真白がミキをコーナーに振ろうとするが、こらえたミキが真白をコーナーに叩きつけての串刺しラリアットでカバーもカウント2。真白がミキをロープ際に追い込んではりつけると、柳川と2人でロープに乗って、ミキの顔面をサンドイッチで踏みつける。さらに2人がかりでミキを青コーナーに戻し、強引に杏ちゃむにタッチさせる。出てきた杏ちゃむに真白がドロップキックを決めカバーもカウント2。

真白の飛び込みをすかした杏ちゃむが腕を取ってグランドに持ち込んでの脇固め、膝十字固め、さらにフェイスロックへ。ロープに逃れようと真白が前進すると、ミキがリングに入り、真白の足を持って中央に引きずる。なんとかロープに逃れた真白に杏ちゃむが低空ドロップキックでカバーもカウント2。杏ちゃむを強引に首投げで吹っ飛ばした真白が自軍コーナーへ。柳川が出ると、杏ちゃむもミキに交代。ミキの飛び込みラリアットをかわしてロープに飛んだ柳川だが、ミキがカウンターのタックルで吹っ飛ばす。起き上がった柳川がドロップキック。すくっと起き上がったミキがロックアップから首投げを決め、首をホールドしたまま、グランドで絞め上げる。さらに柳川の髪を掴み引き上げる。反転して逃れた柳川がボディにトーキック、串刺しニー。さらに対角コーナーに振ろうとするミキが切り返し、柳川がコーナーへ。ミキの飛び込みに両足を上げて阻止した柳川がミキの脳天にかかと落とし、ネックブリーカードロップでカバーもカウント2。

ミキが強烈なダブルチョップ、コーナーに詰めての逆水平チョップから踏みつけ。代わった杏ちゃむがダイビングボディアタックを決めカバーもカウント2。杏ちゃむが串刺し背面アタック、串刺しダブルニードロップでカバーもカウント2。杏ちゃむがキャメルクラッチ。これをミキが横から柳川の側頭部を踏みつけてアシスト。杏ちゃむがアームバーへ。ロープに逃れた柳川がバッククラッカー、かかと落とし、バックスピンキック、ダブルニードロップでカバーもカウント2。代わった真白がドロップキックでカバーもカウント2。真白がキーロック、はりつけドロップキックでカバーもカウント2。ロープに飛んだ真白に杏ちゃむが飛び込みニー、フィッシャーマンズ・スープレックスでホールドもカウント2。代わったミキが起き上がれない真白の背中にエルボー連打。引きおこしてロープに振ってのSTOでカバーもカウント2。さらにコーナーからのダイビングボディプレスでカバーもカウント2。蹴り足をキャッチした真白が足を引っ張ってダウンさせてのカバーもカウント2。ミキがカウンターのタックル、杏ちゃむがダイビングフットスタンプ、ミキが串刺しジャンピングラリアットでカバーもカウント2。真白が目突きからの首固めもカウント2。真白がミキの足にからみつくも仁王立ちでこらえたミキがフットスタンプ、バックドロップでカバーもカウント2。真白が一本背負いからのカバーもカウント2。続けて真白が特盛クラッチでカウント3を奪った。

試合後、真白は「勝ったぞーっ!ミキ選手、見た目通りにめっちゃ強いですよね。ヤバかったーっ!ミキさん、今日の感想をどうぞ。」とミキにマイクを渡す。ミキは「オーストラリアから日本のナンバー1の女子プロレスラーを探しにきました。そして、1人、アイスリボンの中で見つけました。今日はちょっとだけの差で真白に負けました。でも次は私の方がよりベターな試合をして勝ちます。」と語り、次回参戦となる5月25日大阪大会への抱負を語った。マイクを再度、手にした真白が「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で一度、大会を一度、締めたあと、前日の5月17日が誕生日の杏ちゃむと大会2日後の5月20日が誕生日のミキを全員で祝福。「きのうが誕生日で今日試合ができたことが本当に嬉しいです。まだまだやる気でいますので、よろしくお願いします。」と杏ちゃむ。ミキは「何回も日本に来て、アイスリボンの選手と試合がしたい。いっそ日本に引っ越してこようかな。」と語り、最後はロープ際で杏ちゃむとミキが「プロレスでハッピー!アイスリボーン!」で大会を締めた。

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