「指揮官は全盛期の選手を望んでいた」ブライトンのデ・ゼルビ監督の退任理由を現地メディアが分析!本人の説明は…

ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督の退任理由を英メディアが分析している。

デ・ゼルビ監督は、昨季の途中にブライトンの監督に就任。1年目ながらクラブを史上初のヨーロッパリーグ出場に導くなど好成績を収めた。しかし今季は三笘薫ら主力選手の故障が相次ぎ、思うような結果は残せず。チームはプレミア11位でシーズンを終えた。

そんななか、イタリア人指揮官は、現地時間5月18日に今季限りでの退任を電撃発表。英メディア『Daily Mail』によると、退任を決めた理由は、「ブライトンのオーナーであるトニー・ブルーム氏との移籍市場へのアプローチの違いにある」という。

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同メディアはまず、「ブライトンの選手補強の方法は、大きく2つのカテゴリーに分類される」とし、クラブの方針を説明している。

「一つは、10代から23歳までの若手選手を対象に、グローバル・データバンクとクラブのスカウティング・ネットワークを使って獲得し、売り込むまでに成長させること。そして、もう一つは優勝経験を持つ30代のベテラン選手たちを補強することで、若手の成長を手助けするという計画だ」

一方、デ・ゼルビ監督の考え方については、「指揮官はその間の年代の選手で、より高額な移籍金を擁する全盛期の選手を望んでいたようだ」と伝えた。

なお、デ・ゼルビ監督本人は、「クラブと私がそれぞれの考えやビジョン、価値観に従って、お互いに最適な方法で働き続けることができるよう、ブライトンでの仕事を終えることに合意した」と退任に至った経緯を述べている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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