米アトランタ動物園で飼育されているジャイアントパンダが年末までに帰国へ―中国メディア

中国メディアの参考消息は20日、米アトランタ動物園で飼育されているジャイアントパンダが年末までに帰国すると報じた。写真はアトランタ動物園。

中国メディアの参考消息は20日、米アトランタ動物園で飼育されているジャイアントパンダが年末までに帰国すると報じた。

米ワシントン・ポストの報道として伝えたところによると、アトランタ動物園は17日、4頭のパンダを今年第4四半期に中国に返すと発表した。

米ワシントンのスミソニアン国立動物園が昨年11月に3頭のパンダを中国に返還して以来、米国に残るパンダはアトランタ動物園で飼育されている両親とその双子だけとなっている。

26歳のルンルンとヤンヤンは25年間の貸与契約に基づいて1999年からアトランタ動物園で飼育されている。それ以来、ルンルンとヤンヤンの間には、双子のヤールンとシールンを含む7頭が生まれた。

アトランタ動物園は昨年11月、4頭が2024年に「退園」すると発表したが、その時期については明らかにしていなかった。同園はこのほど、4頭が第4四半期に中国に戻ると発表した。正確な出発日やどのように旅をするのかは不明だ。17日のニュースリリースによると、同園はパンダの国際渡航許可を申請したという。

米国は4頭がアトランタを出発する前に新たに2頭を迎える可能性がある。AP通信によると、サンディエゴ動物園のスタッフは、早ければ今夏にもユンチュアンとシンバオが米国に到着する準備をするため、中国を訪れている。(翻訳・編集/柳川)

© 株式会社 Record China