5月19日、吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ『光る君へ』の第20回が放送された。
平均視聴率（ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同）は世帯11.2％、個人6.4％を記録。前週第19回の世帯10.8％、個人6.3％から世帯0.4％、個人0.1％アップとなった。
そして本編の放送以上に話題となったのが、次回、第21話の予告だ。俳優・松下洸平が登場したのだ。
大河ドラマ初出演となる松下は、劇中のオリジナルキャラクターで、宋から来た見習い医師・周明（ヂョウミン）役での出演となる。岸谷五朗演じる父、藤原為時と一緒に移ってきたまひろ（吉高）に宋の言葉を教え、親しくなっていくという役どころだ。
放送後、Xでは『光る君へ』関連の多くのワードがトレンド入り。さらに、松下の登場には
《次回予告、ついに松下洸平さん！！ 井浦新さんに続き最愛クラスタには嬉しすぎる吉高由里子さんとの共演 大ちゃん！！会いたかったやよ！》
《予告の松下洸平がいまだ梨央を想う大ちゃんにしか見えなくて来週ちゃんと「宋からきた周明」として見れるか心配笑笑》
《やばい来週からいよいよ松下洸平だよーーーー－ これで吉高由里子×松下洸平！最愛の再来！！！！》
と、かつて放送されたドラマ『最愛』（TBS系）を連想し、喜ぶ声が寄せられた。
松下は、2021年10月期のドラマ『最愛』で、吉高の初恋相手役として共演している。ドラマは第31回 TVLIFE 年間ドラマ大賞の年間ドラマ大賞、第59回ギャラクシー賞・テレビ部門選奨など、さまざまな賞を受賞し、話題になった。
「松下さんが『光る君へ』に出演することが発表されたのは、2023年11月17日。出演するにあたり『吉高さんとは（ドラマ『最愛』以来）約2年ぶりの共演となるので、またご一緒できるのが今からとても楽しみです』と、意気込みを語っていました。
また同じ日、自身のInstagramで《梨央、加瀬さん、大ちゃんが平安時代のお衣装で再会したら、前世で繋がってたってことになりますね》と投稿しました。『梨央』は吉高さんの、『加瀬さん』は同じく『光る君へ』に藤原道隆役で出演していた井浦新さんの、『大ちゃん』こと『大樹』は松下さんの、それぞれ『再愛』での役名です」（芸能記者）
このときも、Instagramには
《「最愛」との繋がり 素敵なストーリーです 大河観る前から幸せな気分です 楽しみです》
《大好きな最愛メンバーとまたお会いできるのも嬉しい 楽しみにしています》
と、ドラマファンから歓迎の声があがっていた。
「NHKは、大河ドラマをいつまでも中高年が見るドラマにしておきたくないと考えているようです。『光る君へ』では、大河ドラマの代名詞でもある派手な合戦シーンが中心の物語をあえて外し、きらびやかな平安貴族の世界と、その時代を懸命に生きた紫式部の生涯を描いています。
大河の“王道”から外れているため、『光る君へ』は放送前には視聴率が心配されていました。現時点では、若者に人気の俳優を多く起用し、視聴率2ケタ台をキープしています。しかしながら、これから旅行やイベントが増え、『夏枯れ』と呼ばれ、視聴率が下がる時期に入ります。それを防ぐためにも、女性から人気のあった吉高＆松下コンビを登場させるのだと思われます」（同前）
視聴率のためには、民放のキャストも“利用”するということか。
