【全日本】青柳優馬がブチ上げた「鎖国」「プロレス連盟から脱退」 陰湿野望を一挙独白!

王道マット随一の「論客」となりつつある青柳優馬

目指すは「連盟脱退」だ! 全日本プロレスの〝陰湿ファイター〟こと青柳優馬(28)が、マット界のトレンドに逆行するまさかの野望を掲げた。〝試練の3番勝負〟に臨む自身のデビュー10周年大会(6月8日、長野・キッセイ文化ホール)を前に語った、業界への疑問と危機感とは――。

一昨年に「チャンピオン・カーニバル(CC)」を史上最年少で優勝すると、昨年7月には永田裕志を破り、悲願の3冠ヘビー級王座戴冠に成功。ここまで勢いに乗っていた優馬だが、11月に中嶋勝彦にベルトを奪われて失速を余儀なくされる。そこからの再浮上を期して臨んだ今年のCCでも、優勝決定戦に進めず「波風を立てず、寂しく終わってしまった。完全に、時代の波にのまれてしまいました。トホホ…」と肩を落とす、悔しい結果に終わった。

それでもあきらめない。出身地・松本に凱旋するデビュー10周年記念大会では宮原健斗、本田竜輝、大森北斗を相手に、1大会で3試合のシングル戦を敢行。今月29日の東京・後楽園ホール大会では、黒潮TOKYOジャパンと一騎打ちする。優馬は「(黒潮戦は)底辺争いではありますが、今の僕は下から一つずつクリアしていくしかないので。そして試練の3番勝負に臨み、3冠に返り咲きたいです」と意気込んだ。

そんな優馬が目指すのが「鎖国」だ。日本プロレスリング連盟が発足し、記念大会として「ALL TOGETHER」が開催されるなど団体の交流が進む時代。あえて「あそこまで乱発しちゃうと、団体で分ける意味がないって感じちゃうんですよね。業務提携でもしてるんですか?ってくらいですもんね」と疑問を呈する。

その上で「前みたいに何十年ぶりとかに集まった時に、お互いの団体が輝けるようにしたいんですよ。そのために今、僕たちは自分の〝団体力〟をつけていかないといけないと思う。もちろん僕だってこれからも他団体に出ることはあると思うんですけど、なるべく外との関係は断てるようにしていきたいんです」と危機感をあらわにする。

これを踏まえ、3冠王座に返り咲き、王道のトップに立った際の公約として「僕が全日本プロレスを鎖国させます。正しく閉鎖的なプロレス団体へ導きたい。そして全日本を支配して、プロレス連盟から脱退したい。これは青柳優馬の野望です」と陰湿かつ、ぶっそうなことをぶち上げた。ちょっと面白そうなので、そのまま突っ走ってほしい。

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