【サーフィン】パリ五輪の前哨戦“タヒチプロ”に挑む五十嵐カノア、22年にメイクした“超絶チューブ”をWSL公式が再脚光「地球上で最も畏敬の念を抱かせる波のひとつだ」

世界最高峰プロツアー・チャンピオンシップツアー(CT)を運営する、ワールドサーフリーグ(WSL)が5月20日までに公式インスタグラムを更新。2022年のCT第10戦の「タヒチプロ」での五十嵐カノアのライディング動画を公開し、5月22日から開催される、CT第6戦での活躍に期待を寄せた。

ワールドサーフリーグ(WSL)は公式インスタグラムに「5月22日、資生堂 #タヒチプロ が開幕」と記し、2022年に開催された「タヒチプロ」にて5位と好位置でフィニッシュした五十嵐のライディング動画を公開。同ライディングで五十嵐は9.7ポイントをマークし、大逆転勝利を収めた。

またWSLは公式サイトで同試合について「チョープーは、地球上で最も畏敬の念を抱かせる波のひとつだ。チョープーを際立たせているのは、自然のパワー、圧倒的なサイズ、そして洞窟のようなバレルだ。タヒチで勝利をつかむために、世界最高のサーファーたちは、この大自然の力に対して自分の実力を試す準備をしなければならない。タヒチは究極の実験場なのだ。すべては道の終わりから始まる」と綴り、“神の領域”とも言われる同ポイントで試合を行なうことに対してリスペクトを示しつつ、期待を膨らませた。

同大会は5月22日から31日までの大会期間でコンディションを評価し、競技開始を決定する予定で、日本からはサーフィン男子でパリ五輪出場が決定している五十嵐カノアとコナー・オレアリーが出場する。
五十嵐はヒート8でアメリカのコール・ハウシュマン、イタリアのレオナルド・フィオルヴァンティと対戦。コナー・オレアリーはヒート1でオーストラリアのイーサン・ユーイング、ハワイのセス・モニーツと対戦する予定だ。

同じくタヒチ・チョープーで今年7月27日から8月5日まで開催されるパリ五輪の前哨戦とも言うべき第6戦の日本人選手の活躍に注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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