“クマとの共存”考える勉強会 ゲーム通じて小学生が学ぶ 目撃・出没相次ぐなか<岩手・滝沢市>

岩手県内では5月に入りクマの目撃が相次いでいます。
こうしたなかクマと共存できる社会をゲームを通して学んでもらおうと、5月20日に小学生向けの勉強会が開かれました。

この勉強会は2023年度県内のクマの出没件数が過去最多となったことを受け、クマへの対策を学んでもらおうと県と盛岡市動物公園ZOOMOが企画しました。

20日は滝沢第二小学校の5年生約70人がクマと人の共存を目指すゲームを体験。
住宅や森といったカードを並べ町づくりを進めながら、クマと人が一緒に住める環境について考えていきます。

家を建てるために森の木を切りすぎるとクマが町に出てくるなど問題が起こりますが、木を植えたり電気柵を設置したりして対策できることを学びました。

児童
「すごく楽しかったしクマのことも学べて良かった」
「人とクマが会わないために自然を壊しすぎないようにすればいいということがわかった」

盛岡市動物公園ZOOMO 荒井雄大さん
「子どもたちでもできる小さな取り組みの一つ一つから、クマや野生動物と人がより良い関係で暮らせるきっかけが作れる。良い関係を考えていってもらいたい」

子どもたちはゲームを通してクマが住む森と自分たちの住む町のつながりについて理解を深めていました。

© 岩手めんこいテレビ