自民党議員の政治とカネ問題、意識の低さ露呈

 自民党「裏金議員」の説明責任を果たさない呆れた姿勢が20日、改めて浮き彫りになった。衆議院政治倫理審査会はこれまで政倫審で説明してこなかった自民党の萩生田光一前政調会長はじめ二階俊博元幹事長ら44人に政倫審で国民に対して弁明するよう求めてきたが、回答期限を迎えても弁明する意思を示すものが1人も出なかった。自民党議員の政治とカネに関する問題意識の低さを示した。

 参議院でも政倫審での弁明をしていない自民党議員ら29人全員に対し、政倫審への出席・説明要求を与野党全会一致で議決したにも関わらず、その重みに応えることもなく、29人全員が弁明しないもよう。

 加えて、裏金づくりが森喜朗元総理のころに始まった疑惑がある中、岸田文雄総理は自民党総裁として森氏に再度聴取するよう立憲民主党の野田佳彦元総理に20日の衆院予算委員会で迫られても「再調査は考えていない」などと真相解明へ姿勢が疑われる答弁しかしなかった。(編集担当:森高龍二)

自民党「裏金議員」の説明責任を果たさない呆れた姿勢が20日、改めて浮き彫りになった

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