中国人男性、香港地下鉄で罰金科され不満爆発も、逆にネットで“袋だたき”に―香港メディア

香港メディアの香港01は20日、中国人男性が香港で罰金を科されたことに対する不満をSNSに投稿したものの、逆に批判を浴びて炎上する事態になったと伝えた。

香港メディアの香港01は20日、中国人男性が香港で罰金を科されたことに対する不満をSNSに投稿したものの、逆に批判を浴びて炎上する事態になったと伝えた。

記事によると、男性は先日、中国本土のSNS・小紅書(RED)に「香港に着いたばかりで1000香港ドル(約2万円)の罰金を食らった。香港は私を歓迎しなくなった」と題する文章を投稿した。

男性は中国本土から香港に入った後、地下鉄(MTR)駅に入場する際にアリペイ(支付宝)を使用したところ、前回使用時に設定していた「子ども料金」で入ってしまった。すると駅係員がすぐに駆け付けてきて「違反」として1000香港ドルの罰金の支払いを求められたという。

男性は「駅に入ったばかりで電車には乗り込んでいない。ただ改札から入っただけでここまでされるのは、(駅係員に)意図があるのは明白だろう。ミスなのだから改めてコードを読み込めば(支払えば)良いのに、係員はそのチャンスをくれなかった」とし、「香港に着いたばかりで罪を着せられ気分が悪い。遊ぶ気もなくなった」「不親切なやり方に心が完全に傷ついた」と不満をつづった。

しかし、この投稿に対して中国のネットユーザーからは「香港地下鉄はよくやった」「違反に関してきちんと明記してあるだろう」「前回子ども料金でつかまらなかったから、味をしめて今回もやったってことだろう?」「自分のせいなのに責任逃れか」「違反しても正規料金を払えばいいだけなら、みんな子ども料金で乗ろうとするだろ」「自分のミスなのに罪を着せられたなんてよく言えるな」「違反は違反。なぜそんなにずうずうしいのか」など男性への批判が殺到し、炎上状態になった。

男性は「もし私が悪人ならこんな文章を書いて説明なんてしない。私たちは良好な市民として何度も香港に入境している。間違いを改める機会がないというのなら、子どもが文字を書き間違えただけで有無を言わさず罰さなければならないというのと同じことだ」などと反論したが、これに対しても「論理がおかしい」「そもそもなぜ子ども料金の設定になっていたのか説明すらしていない」など、さらなる批判の声が寄せられているという。(翻訳・編集/北田)

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