「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始

電動トゥクトゥク

「法政大学ソーシャル・イノベーションセンター(SIC)」は5月20日、多摩キャンパス(東京都町田市)の最寄り駅からの通学をより便利にするため、「電動トゥクトゥク」レンタルの実証実験を開始した。

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通学に利用できる「電動トゥクトゥク」の運行時間は10時30分から19時00分までで、利用料金は往復一律1200円。利用には普通自動車免許(AT限定可)が必要となっている。

◆学生のアイデアから生まれた「学生のためのトゥクトゥク」

この取り組みは、大学への通学を少しでも便利にしたいという、学生の問題意識から生まれたもので、観光用に電動トゥクトゥクを運行していたeMoBiとJR東日本スタートアップ、そして法政大学の3者が協力して実現した。

実証実験は、5月20日から24日までの期間に多摩キャンパスとJR中央線西八王子駅間、5月27日から31日までの期間に多摩キャンパスとJR横浜線相原駅間で実施される。

プロジェクトは、法政大学SICの教育プログラム「チェンジメーカーズラボin多摩(たまらぼ)」において、昨年度最優秀賞を獲得した学生の提案が元となっている。

利用者にはアンケート調査に協力してもらい、新しい移動手段の提供に関するニーズの把握を行う。これにより、今後のサービス改善や拡大に役立てる予定だ。

この実証実験は、学生のアイデアが形となり、通学の利便性向上を目指す取り組みだ。「法政大学」は今後も学生の創造力を活かしたプロジェクトを推進し、より良いキャンパスライフの実現を目指している。

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