県高校総体前特集 テニス女子 注目選手紹介① 【大分県】

大分開催となるテニスの全国高校総体(インターハイ)。地元出場枠が設けられ、団体は2位まで、個人シングルスは4位、同ダブルスは2位までの選手、ペアが出場できる。25日から個人シングルス、ダブルスを皮切りに、5日間の熱戦が始まる。今回は女子の注目選手を紹介する。

辻さくら(福徳学院3年)

2006年4月25日生まれ 159cm 滝尾中学校出身、前所属チームはウェボテニススクール

昨年の県高校総体は2年生ながら団体、個人シングルスとダブルスの3冠を達成した。最上級生になり、「すべての大会が高校最後となるので、これまでと比べものにならないぐらい負けたくないという気持ちが強くなった」と話す。運動能力が高く、天性のバネもある。サービス、リターン、ボレー、スマッシュと、どのショットからでもポイントを取れる。県内では追随を許さない絶対王者に死角はない。

気になる選手

対戦する選手全員

「自分の力を出し切ることだけを考えている」と邪念はなく、誰と対戦しても常に全力で勝利を目指す。「県総体で勢いをつけ、地元インターハイで上位を目指したい」と見据える目標は高い。

片山友絵(福徳学院3年)

2006年12月14日生まれ 157cm 中津城北中学校出身、前所属チームはNTCクラブ

3月の全国高校選抜大会で全国デビューした。「ベンチから見ていた景色と実際にコートに立ったときとでは全然違った。緊張感もすごかったが、いい経験ができた」と振り返る。入学当初の部内での実力は下位だったが、2年間で着実に力をつけた努力家は、県高校総体の個人シングルスでは第2シードを獲得した。「最後は気持ち。県総体は高校3年間の集大成。努力した結果を出したい」と誰よりも強い思いで勝利を目指す。

気になる選手

福徳学院選手

団体戦は頼りになる仲間だが、個人戦になると手強い敵になる。対戦したら練習のような感じにならないように気持ちを切り替え、勝ちたい思いは強く持ちたい。3年生としては、やはり後輩には負けたくない思いはあるので、気迫で勝負したい。

鴨田百合(杵築3年)

2006年6月17日生まれ 166cm 杵築中学校出身、前所属チームはTIP

10月の県高校新人大会の団体戦では第2代表決定戦で大分舞鶴に敗れ、九州大会出場を逃した。「あんなに悔しい思いは、もうしたくない」と、今夏の全国高校総体出場に向けての思いは強い。「個々の力は負けていない。あとは勝ちたい思いが強い方が勝つ」と精神面の強さを強調する。相手コートに深いボールを打ち込み、浮いた返球に対し高身長を活かし叩き込む、得意のスタイルに自信を深めている。

気になる選手

丸山未結(大分舞鶴2年)

ジュニアの頃から知っている選手。どんなプレーもそつなくこなすイメージ。高校に入ってからは練習試合などで対戦し、1勝1敗だったと思う。団体では対戦する可能性もある。私がポイントを取って、チームに勢いを与えたい。

(柚野真也)

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