5月20日に熊本市中央区のアパートで「拳銃のような発砲音がする」と警察に通報があった。警察は、このアパートに住む男を、公務執行妨害の現行犯で逮捕し、自宅からは数丁のモデルガンが見つかったということだ。
「発砲音がした」「パンという音がした」
5月20日午後1時前、熊本市中央区出水4丁目のアパートで「拳銃のような発砲音がした」、「窓から拳銃のようなものを出しているのを見た」と警察に通報があった。
現場には黒い盾を持った機動隊員らが、規制線のなかアパートの方へと近づいていくのが見えた。近くの会社の人はTKUの取材に「パンという音がした」と話す。
盾とヘルメットで装備した警察官が警戒に当たるなど、現場周辺に緊張感が漂うなか、通報から約4時間後、事態が動いた。
中国籍の男を公務執行妨害で現行犯逮捕
警察は、呼びかけに応じてアパートの一室から出てきた男が、警察官にハサミを突き付けたため、公務執行妨害の現行犯で逮捕した。
逮捕されたのは、この部屋に住む中国籍とみられる石雷容疑者(51)で、警察の調べに「公務執行妨害とは思っていない」と容疑を一部否認している。
男の部屋からは数丁のモデルガンが発見されたが、今のところ拳銃は見つかっていないということだ。
(テレビ熊本)