伊勢原連句会 心敬忍び歌仙を巻く 伊勢原市

会員ら40人が参加した「心敬忌」

伊勢原シティプラザで5月4日、伊勢原連句会(大津博山会長)による「心敬忌」が開催され、会員ら40人が参加した。主宰は近藤蕉肝氏、伊勢原市教育委員会後援。今回で28回目の開催。

心敬は室町時代の連歌師で、連歌中興の祖といわれる。大山山麓にあった浄業寺(市指定文化財史跡)で晩年を過ごし、終焉を迎えたとされる。心敬がよく訪れていた三ノ宮地区の丘を「心敬塚」と呼び、2019年には記念碑が建立された。

冒頭で近藤氏による「形見を届けたのは誰か」をテーマとした卓話を実施。1975年の500年忌に出現した掛け軸で、自身の死を予感した心敬が都に形見を送ったことが判明、心敬と宗祇の関わりや誰が形見を京都に届けたかなどについて推察し、参加者らに持論を解説した。

その後は阿夫利、道灌塚、洞昌院、浄業寺など伊勢原ゆかりの座名が付けられた8卓に分かれ、歳時記や辞書を手に歌仙を巻いていった。

大津会長は「中興の祖である心敬は伊勢原で没した。連句を市の文化として大事にしていきたい。心敬塚は市内でも名所のひとつとなっているのでぜひお出かけいただければ」と述べた。

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