ものづくりの魅力体験 佐賀市、ものスゴフェスタに1万3000人

銅でカブトムシなどの立体的な昆虫づくりを楽しむ親子=佐賀市のSAGAアリーナ

 ものづくりの魅力や楽しさを伝える「SAGAものスゴフェスタ」が19日、佐賀市のSAGAアリーナで開かれた。親子連れら約1万3千人が訪れ、企業などのブースでの製作やワークショップでのオリジナル作品づくりを楽しんだ。

 118の企業、ものづくりの団体、高校・大学などが出展した。「SAGAのチカラ」「匠」など6分野とワークショップのエリアに分かれ、参加者は薬研(やげん)という昔ながらの道具で材料をすりつぶして匂い袋を作ったり、シリコンウエハーを移し替える時間を競うタイムアタックで半導体について学んだりした。

 伊万里市から家族で来場し、銅を使って立体的な昆虫を作った山浦瑛太君(立花小4年)は「イニシャルまで彫ることができてすごい」、弟の暖斗(はると)君(同小2年)は「平らなのから形になって面白い」と満足そうだった。

 10回目の特別企画として、ものづくりの基本「切る」「外す」「くっつける」を、のこぎり、ドライバーでの分解、バーチャル溶接で体験するコーナーなども設けた。県工業連合会など産業団体や教育機関でつくる実行委員会が主催した。(古賀真理子)

約1万3000人が来場した「SAGAものスゴフェスタ10」=佐賀市のSAGAアリーナ

© 株式会社佐賀新聞社