トランプ氏側近がイスラエル訪問、ネタニヤフ首相と会談=関係筋

Gram Slattery

[ワシントン 20日 ロイター] - トランプ米政権時代に国家安全保障を担当する大統領補佐官を務めたロバート・オブライエン氏ら3人が20日、イスラエルでネタニヤフ首相と会談したことが分かった。事情に詳しい関係筋が明らかにした。

オブライエン氏のほか、ジョン・ラコルタ元駐アラブ首長国連邦(UAE)大使、エド・マクマレン元駐スイス大使も参加。いずれもトランプ氏の側近に当たる。

一行はイスラエルの野党指導者ヤイル・ラピド氏らとの会談も予定。イスラエルの複雑な国内政治状況を理解することが訪問目的の一つだという。

トランプ前米大統領の側近が外国政府高官に会うために組織されたグループとして外国を訪問するのは珍しい。イスラエル側と何を話し合ったのかは不明だ。

関係筋は、一行はトランプ氏の要請で行動しているわけではなく、イスラエル側に伝えるべきメッセージもないと説明。ただ、非公式アドバイザーの役割を担っており、同氏に報告書を提出する見通しだと付け加えた。

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