女子200・佐々木、今季ベストで3位 パラ陸上・世界選手権

 パリ・パラリンピックの出場枠が懸かるパラ陸上の世界選手権第4日は20日、神戸ユニバー記念競技場で行われ、本県関係では、女子200メートル(視覚障害T13)の佐々木真菜(東邦銀行、県立盲学校卒)が26秒87の今季ベスト記録で3位となった。

 「本命」400に弾み

 女子200メートル(視覚障害T13)の佐々木真菜(東邦銀行、県立盲学校卒)は世界選手権で自身初のメダルを獲得した。24日からは本命の400メートルが控えており「タイムには納得いかないが、次に弾みを付けられた。メダルを獲得できてうれしい気持ちでいっぱい」と高揚感を漂わせた。

 4人で争ったレース。佐々木は好スタートを切り、今季ベスト記録で3位に食い込んだ。自己ベストの26秒05には届かなかったが、自国開催による歓声にも後押しされ「応援の中で楽しんで走れた」と振り返った。

 400メートルはパリ・パラリンピックの出場枠が懸かっており、2位以上で獲得できる。この日の200メートルで1、2位となったブラジルと米国の選手も同種目に出場予定だ。佐々木は「400メートルではしっかり前の選手に食らいついて、最後の100メートルで粘り強さを見せたい」と大一番へ意気込んだ。

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