ジュリアとSareeeの5年越しの因縁戦が実現!7・13マリーゴールド両国国技館大会で“最強女子”が決まる?!

20日、東京都・後楽園ホールにて『マリーゴールド旗揚げ戦 Marigold Fields Forever』が開催された。

マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって創設された新団体。
スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣(元:桜井まい)、ビクトリア弓月(元:弓月)の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンでスターダム『NEW BLOOD』で偽中野たむとしてプチブレイクした石川奈青が所属となることに。
さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、澄川菜摘(翔月なつみ)、松井珠紗、CHIAKI、皇希(天麗皇希)、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団したことで女子プロレス界は大騒ぎに。

加えて、元スターダム練習生の南小桃、元アイスリボンの南ゆうき、南とアイドルユニットを結成している咲村良子、咲村と同事務所の橘渚というグラドル3人が練習生として所属。さらに旗揚げ戦には“元祖グラレスラー”愛川ゆず季の来場も発表されるなどマリーゴールドは旗揚げ前から強大な勢力を持つ団体としてプロレス界の台風の目となっている。

この日のメインイベントでは、ジュリア&林下詩美vsSareee&ボジラのタッグマッチが実施。

スターダム時代のジュリアと詩美はリング上であまり接点が無く、タッグを組むのは今回が2回目。初めてのタッグ戦は2020年12月16日のスターダム後楽園ホール大会にて行われたが、その際には全く息が合わず詩美の攻撃がことごとくジュリアに誤爆して試合に敗れている。
そんな経緯もあってか2人は微妙な距離感のままでいたが、ジュリアが「皆の覚悟を全部背負った上でのメインイベントだと思ってるから、私と詩美のタッグ、このメインイベントでウチらがコケたら終わりでしょ、マリーゴールドの!」と覚悟を叫ぶと詩美も意を決してジュリアとユニゾン。WWE帰りのSareee&“大怪獣”ボジラを2人で迎撃する決意を固めた。

この試合は、ジュリアにとって特別な意味を持つ試合。
ジュリアは2019年6月18日に行われた『田中稔デビュー25周年記念大会』にてSareeeとシングルマッチを行ったことがあるが、その際には先輩選手たちから『Sareeeやべーから』『怪我するよ』『Sareeeとやるの?かわいそう』などと脅かされて怖い思いをしたという。
しかし、対戦後には「人生変わった」と語るほどに影響を受け、スターダム移籍後も度々Sareeeとの対戦を熱望。マリーゴールドに移籍してようやくその夢が叶うこととなり、ジュリアは「きっとなにかが始まると思う」とその想いを語っていた。

試合はジュリアとSareeeの激しいエルボー合戦に始まるも、ボジラが規格外のパワーファイトで大暴れして試合は大荒れに。
詩美が捨て身のファイトでボジラを押さえ、終盤には再びジュリアとSareeeの対面が実現。感情むき出しの激しいエルボー合戦が展開されていき、互角と見るやジュリアはバックドロップ、Sareeeは裏投げで叩きつけていく意地の張り合いを展開。
ジュリアがグロリアスドライバーから必殺のノーザンライト・ボムを狙うも、ボジラがカットしてムーンサルト・プレス。予想外な痛恨の一撃を受けたジュリアが一気に不利になり、最後はSareeeが奥の手のリストクラッチ式裏投げを決めて3カウントを奪った。

マイクを取ったSareeeは、「ジュリア!会いたかったよお前に。ずっとずっと会いたかったよ!闘いたかったよ!今日はタッグだったけど、まだまだうちらこっからが始まりだよな!もっともっとこの女子プロレス界に、熱い闘い残していくぞオラ!ついてこれんのか?!」と発破をかける。

これを受けたジュリアは、「ついてこれんのかってお前、日本の女子プロ界、うちらが引っ張っていかなきゃ誰が引っ張っていくんだよオイ!私が負けていうのもなんだけどお前に一つ頼みがあるんだよ。マリーゴールドに、定期参戦してほしい。これで私が感じたかったもの、感じたかった闘い、それを私だけじゃない、マリーゴールドの他の選手にも味あわせてやってほしいんだよ!」と絶叫しSareeeにラブコール。2人は胸の内に芽生えた絆を確かめ合いながらも額を突き合わせて視殺戦を展開した。

なお、この日の大会エンディングでは7月13日に両国国技館大会の開催発表があり観衆は大いに沸いた。
ロッシー小川はこの両国大会で新設された2つの王座決定戦を行う意向を示しており、ジュリアとSareeeの一騎打ちは最高の舞台で最高の王座をかけて行われることになるかもしれない。

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