リバプール新監督でMF遠藤航の「序列低下」か AZの菅原由勢を獲得の可能性

スロット新監督(ロイター)

イングランド・プレミアリーグで日本代表MF遠藤航(31)の所属するリバプールは20日(日本時間21日)、オランダ1部フェイエノールトを率いたアルネ・スロット監督(45)が就任すると発表した。

今季限りで退任する名将ユルゲン・クロップ監督の後任となる。英メディア「BBC」によると、スロット監督の契約期間は3年で、リバプールはフェイエノールトに対し、940万ポンド(約18億6000万円)の違約金を支払う。新指揮官はフェイエノールトを通じて「スポーツマンとして世界最大のプレミアリーグクラブで監督になれる機会を断るのは難しい」とコメントしたという。

新監督が決まり、注目されるのは遠藤の処遇だ。英メディア「スカイ・スポーツ」は「スロット監督はダブルピボットを採用しており、遠藤がその部分でリバプールの長期的な解決策であるかどうかについて疑問がある」と報道。その上で「守備的MFの補強は、この夏の明らかなターゲットのように思われる」と、主力だった遠藤に代わる新戦力の獲得に動く可能性があるようだ。

また、英メディア「FOOTBALL WHISPEERS」は、スロット監督がオランダ1部AZアルクマールの日本代表DF菅原由勢(23)の獲得に乗り出す可能性があると報じた。スロット監督がAZの指揮官時代に「菅原をトップチームの主力にした」という縁を指摘。移籍金は600万ユーロ(約10億1000万円)と伝えていた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社