【徳島県鳴門市】移住希望者×移住者インタビュー 半農半Xシェアハウス事業体験レポートvol.7

■世界最大級の渦潮が有名な四国の玄関口「徳島県鳴門市」では、家庭菜園・アルバイト・兼業等、形態や規模を問わず農業を生活に取り入れながら、農業以外の仕事・ライフワーク・得意なことといった、自身のライフスタイルに合わせたX(=天職)で世の中に貢献する新しい生活様式「半農半X(はんのうはんえっくす)」を応援しています。

■令和6年度半農半Xシェアハウス事業 第1弾の鳴門らっきょ編では、(株)おてつたびと鳴門市とで連携し、参加者のみなさんにシェアハウスで交流していただきながら、半日は特産品の鳴門らっきょの農作業、もう半日はフリータイムの鳴門暮らしを約2週間体験していただきました!

いざインタビュー会場のらっきょう農園へ

「おはようございます!ちょっとお待たせしちゃいました?」

明るく私たちに声をかけてくれたのが、今回インタビューをお願いした加藤 真知子さんです。

キャップの下から覗く笑顔がとても素敵な女性でした。

加藤さんと合流し、私たちはインタビュー会場であるらっきょう農園に向かうことに・・・

道中の車内では、お食事の話で盛り上がりました!

「鳴門に来てからあまり外食はしてなくて。農家さんからいろいろなお野菜や食べ物をたくさんいただいたので、主に自炊をしています。ちょっと前にはアジのバッテラをいただいて、ルームメイトと『一食浮いちゃったね』って話しながらおいしくいただきました。先日参加者の方のお部屋にみんなで集まって飲みニケーションもして、楽しく過ごさせてもらってます。外に食べに行ったと言えば、休みの日にくるくるなるとに行きましたね。いろんなメニューがあって迷っちゃいました」

道の駅 くるくるなると

■道の駅 くるくるなると■ https://www.kurukurunaruto.com/

おてつたび参加者のみなさんのシェアハウスから道の駅くるくるなるとまでは約4kmの道のり。

「どうやって行ったんですか?」との質問にはひとこと。

「自転車です」

比較的平坦な道のりだったので、自転車でも難なく行けたとのこと。

参加者1人1人に無料貸し出ししている自転車が、日々大活躍しているそうです。

盛り上がったのも束の間、車は会場である大毛島のらっきょう農園に到着。

晴天のらっきょう畑でインタビュー

昨日の雨が嘘のように晴れ渡った青空の下、少しひんやりとした海風がらっきょうの香りを運んでくるらっきょう農園で、昨年のおてつたび~鳴門らっきょ編~に参加後、鳴門市への移住をされた、もやい舎代表の藤井 隆行さんにもお越しいただき、加藤さんにインタビューをさせていただきました。

加藤さん(左)と 藤井さん(右)

愛知県から参加の加藤さんは、今住んでいるところよりも自然の豊かな土地を、と以前から移住先を探して各地に足を運んでいたそう。

ただ、最近は「移住先は瀬戸内で」と考えていたところ、今回「鳴門市でのおてつたび」を見つけ、「市のサポートがあれば地域のこともより分かるのでは?」と思い参加を決められたそうです。

「おてつたびの期間が2週間っていうのがいいですよね。移住を考えていろいろな土地を回ったけど、旅行で行ってホテルに泊まっていろいろ見たとしても、やっぱり分からないことが多くて・・・。やっぱり実際に生活をしてみないとその土地のことは分からない。スーパーにはこういうものが並んでいて、とか、野菜はこのくらいの値段でこういうものが置いてあって、とか、交通はこういう感じなんだ、とか・・・。実際に鳴門市で生活をしてみて、そういうことがよく分かったし、住んでいる人の感じも分かりました」

参加者の通勤の要・渡船!この船で海を渡って農園へと向かいます

そんな加藤さんに鳴門の人の印象を聞いてみました。

「すごくフラットに接してくれる印象です。押しつけがましいわけではなく優しい。当たり前に親切にしてくれるけど、別にそれをどうこう言うわけでもなくて。すごくナチュラルな感じで温かく接してくださる方が多いなと感じました」

おてつたび先の農家さんからは、おいしいお店やおすすめのお店の情報もいただいたんだとか!

◆農作業の様子◆らっきょうの袋詰め作業です

作業中の楽しいお話に笑顔がこぼれます

移住の先輩への質問

いろいろな土地を回った加藤さん。いろいろな土地のいいところを知ったからこそ、移住先の決め手に悩んでいるみたいです。

加藤さん 「藤井さんが移住先を決めた決め手はなんですか?」

藤井さん 「僕の場合は一択だったかな。いろいろ選んで絞り込むプロセスはなくて、鳴門市におてつたびに来てみて『はい、移住決めちゃいます!』って即決。ストーンって落ちた(笑)。決め手は、らっきょうもそうなんだけど、やっぱり海、風土。この海とこの島の雰囲気と、あと食べ物と人。それらが当てはまって。帰った瞬間、家族を説得してた(笑)」

加藤さん 「本当に何が決め手になるかは分からないけど、自分なりの着地点を決めないとキリがないな、とは何年か前から思っていたので、私もそのくらい思い切りがあった方がいいのかなって思います」

藤井さん 「自分の場合は本当にストーンと落ちた感じだったけど、1回決めてもそこに住み続けないといけないわけじゃないし、迷いがこないくらいどかんと突き進めてみて、自分に合わなければまた探せばいいと思う。退路を断つ必要もないしね」

鳴門市のおてつたびへの参加を考えている方へのメッセージ

最後に、加藤さんから今後鳴門市のおてつたびへの参加を考えている方へのメッセージをいただきました。

「おすすめできるのは、本当にみなさんがいい人だということ。仕事はそんなに難しいことじゃないので、本当に『農業ってどんなのだろう?』とか『やってみたいけど何からしたらいいか分からない』という方にもいい経験になると思います。

あと、らっきょうは元々好きで家で漬けたりもしていましたが、スーパーできれいに袋詰めされて並んでいるものしか知らなかったので、今回らっきょうがスーパーに並ぶまでにどんな過程を経ているかを知れる機会になってとてもよかったです。

『農業ってこんな仕事してるんだ』ということとか、その過程が知れるのはすごくいい経験になると思うので、『どうやってスーパーに並んでいるらっきょうができるんだろう?』とか、興味や目的を持って取り組めば、より充実したおてつたびになると思います」

↓↓↓今回インタビューにお越しいただいた藤井さんは、特産品『鳴門らっきょ』の加工品を開発するビジネスを行っています!藤井さんのインスタグラムはこちら↓↓↓

■もやい舎 https://www.instagram.com/moyai_sha/reel/CvkEigdpUX7/

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