「一つの中国」原則は国際社会の普遍的な共通認識 中国外交部

「一つの中国」原則は国際社会の普遍的な共通認識 中国外交部

中国外交部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京5月21日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は20日の記者会見で、多くの国や国際機関の要人が「一つの中国」原則を公に支持し、「台湾独立」と中国への内政干渉に反対しているとの質問に対し、「一つの中国」原則は国際社会の普遍的な共通認識だと表明した。

 汪氏は次のように述べた。中国と国交のある国の政府要人や政党、各界の友好人士、世界の主要国際機関の責任者がこのところ、中国が開催した友好交流活動に出席し、中国との国交樹立の過程と対中協力の成果を振り返り、「一つの中国」原則を厳守する正義の声を集中的に発し、「台湾独立」分裂と外部勢力の台湾問題への干渉に反対する揺るぎない立場を示している。

 「一つの中国」原則は国際社会の普遍的な共通認識、国際関係の基本準則であり、中国が世界各国との関係を発展させる政治的基礎と前提でもある。「一つの中国」原則の堅持は国際社会の普遍的な共通認識、大義のよりどころ、人心の向かうところであり、世界の大多数の国と国際・地域機関は揺るぎなく中国政府と人民と同じ立場に立ち、「独立」に反対し、統一を促進する中国の正義の事業を支持している。これは事実が繰り返し証明している。

 私が強調しなければならないのは、世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分の一部であり、中華人民共和国政府は全中国を代表する唯一の合法政府であるということだ。台湾島内の政局がどのように変化しようと、両岸(大陸と台湾)が一つの中国に属すという歴史的、法理的事実は変えられず、国際社会が「一つの中国」原則を堅持する基本的局面は変えられず、中国が最終的に統一され、統一が必然であるという歴史の大勢も変えられない。

 少数の国の特定の政治家による台湾問題における政治的操作や「一人芝居」は、中国の内政に深刻に干渉し「一つの中国」原則に違反している。中国は強く非難し、あらゆる必要な措置を取って国家の主権と領土の保全を断固として守る。

 歴史の大勢は阻むことができず「台湾独立」に前途はない。外部勢力による中国への内政干渉、「台湾独立」の容認と支持に活路はなく、「台湾で中国を抑え込む」やり方は必ず失敗する。「台湾独立」分離に反対し、国家統一を目指す中国人民の正義の事業は国際社会のより広い理解と支持を得て、最後には中国が完全統一を実現する日が必ず訪れる。

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