ペットボトル再生、サントリーと山鹿市が協定 県内で13自治体目

協定を交わした早田順一市長(左から3人目)とサントリーホールディングスの藤原正明常務執行役員(同4人目)=17日、山鹿市

 山鹿市とサントリーグループは17日、市内で回収した使用済みペットボトルを原料に、新たなペットボトルに再生する「水平リサイクル」に向けた協定を結んだ。リサイクルを進め、二酸化炭素(CO2)の排出削減や住民のリサイクル意識の向上につなげる。

 サントリーが進める「ボトルtoボトル」事業で、熊本県内で13自治体目。市では家庭ごみとして年間100トンのペットボトルを回収しており、来年4月から一部をサントリー製飲料のペットボトルに再生する。

 締結式は市役所であり、早田順一市長とサントリーホールディングスの藤原正明常務執行役員が協定書を取り交わした。早田市長は「協定を機にごみ分別の大切さや廃棄物の減量化について市民と共有したい」とあいさつした。(本田清悟)

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