ビジネスマナーを指導 三十三総研・山川氏、津商高で授業 三重

【名刺の受け渡し方を指導する山川氏(右)=津市渋見町の県立津商業高で】

 【津】三十三総研(三重県四日市市西新地)による社会人基礎力の授業が20日、津市渋見町の県立津商業高であった。同社コンサルティング部部長の山川敏氏(51)が情報システム科3年生40人に、ビジネスマナーの重要性を話した。

 同科3年の学習「総合実践」では顧客からシステムの依頼を受け開発して受け渡すまでの流れを学ぶ。同社は基礎のマナーや企画・提案のこつを全2回で指導する。

 山川氏は「場面場面で相手の心に寄り添っているかがマナー。売り上げは安心感からしか頂けない」と述べ、職場での注意点として「伝える側は具体的に伝える。聴く側は必ず確認する」「報告は結論から」などのポイントを挙げた。生徒が2人1組で電話の応対や名刺交換をロールプレーイングする場面もあった。

 次回は6月で企画の仕方やプレゼンテーションのこつなどについて話す。吉岩柊名さん(17)は「具体的な例をたくさん挙げてもらい分かりやすかった」と感想を話した。

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