人気のランクル70、誰の手に? 大船渡市、公用車を入札で売却へ

大船渡市が入札で売却するトヨタ・ランドクルーザー70

 岩手県大船渡市は21日、公用車として使っていたトヨタ自動車の「ランドクルーザー70」(通称ランクル70)を一般競争入札で売却する。全国のカーマニアから根強い人気がある車種で、交流サイト(SNS)で注目の的だ。

 売却するのは、ディーゼルエンジン搭載のオフロード型四輪駆動車(排気量約4リットル)。2001年に市が269万円で購入し、農林課が国土の現地調査などで活用してきた。

 マニュアル車で走行距離は約18万キロ。ランクル70は中古車市場でも人気が高く、市がインターネットや広報などで4月下旬に売却を発表すると公式X(旧ツイッター)で46万回の閲覧があったという。

 市場での需要を考慮し、最低売却価格を150万円に設定した。一般競争入札は13日に申し込みが締め切られ、県内外の7組から申し込みがあった。21日午前10時から市役所で行われる。

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