インターコム、リモートアクセスサービス「RemoteOperator Helpdesk Ver.3.0」を提供

by 石井 一志

株式会社インターコムは20日、リモートアクセスサービス「RemoteOperator Helpdesk」の新版「同 Ver.3.0」を、6月3日より提供開始すると発表した。

RemoteOperator Helpdeskは、遠隔地にいる顧客や従業員などのPCを、インターネット経由でリモートコントロールできるクラウドサービス。画面共有ソリューション「RemoteOperatorシリーズ」の開発で培った技術を生かして、セキュリティ強化や通信基盤の再構築を行っているという。

従来、有人環境と無人環境へのリモートアクセスには、「サポートライセンス」と「リモートアクセスライセンス」をそれぞれ契約する必要があったが、今回の新版ではライセンス体系が変更され、サポートライセンスにおいて、1契約につき100台の無人端末を登録できるようにした。なお、有人端末の接続台数は引き続き無制限で、1ライセンスあたり、有人端末および無人端末への1同時接続が可能となっている。

インターコムでは、変更の理由について、企業の情報システム部門では、接続先が有人の社内ヘルプデスク業務と、接続先が無人のサーバーメンテナンスなどの業務を兼任しているケースが多く、どちらの環境でも利用したいといった要望が寄せられていたことを挙げている。

サポートライセンスの価格(税別、以下すべて同じ)は、1ライセンスあたり、年額20万円もしくは月額1万8000円。端末を追加する場合に必要な追加端末ライセンスは、1台あたり年額3600円もしくは月額300円となっている。

また従来、管理者による登録作業と初期設定が端末ごとに必要だった無人端末の登録作業を支援するため、無人端末用インストーラーのカスタマイズ機能と管理機能が追加された。カスタマイズされたインストーラーを用いることにより、登録作業と初期設定が不要になるほか、カスタマイズしたインストーラーは管理・再利用できるので、都度インストーラーを作成する手間が不要になるとしている。

加えて、IDプロバイダーが提供する認証サービスとの、SAML 2.0での認証連携により、シングルサインオン(SSO)を用いてRemoteOperator Helpdeskにサインインできるようになったとのこと。

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