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長崎市の風頭公園に立つ「坂本龍馬之像」の建立35周年記念式典が18日、現地であり、全国の龍馬ファン約100人が集まった。
長崎龍馬会(中村淳会長、同市)主催。1989年5月に建立して以来、5年ごとに大規模な式典や講演会を開いている。この日は晴天の中、ワックスやから拭きで銅像を磨き上げてから式典を実施した。
銅像の高さは3メートル、台座は1.2メートル。中村会長は「台座からはみ出す左足は枠にとらわれない龍馬の心意気を表している。一度だけの人生ダイナミックに前進していきましょう」とあいさつし、場を盛り上げた。
式典には鈴木史朗市長のほか、幕末に龍馬を支援した長崎の豪商、小曽根家の17代目当主や勝海舟の玄孫らも出席。坂本家10代目当主の坂本匡弘さん(59)は「龍馬の利他の精神を若い人たちにも伝えていきたい」と力強く話した。