運動部のSNSに暴言書き込む 岩手県立高教諭、県教委が懲戒処分

 顧問を務める運動部の生徒に対する暴言を交流サイト(SNS)に書き込み、体罰をしたとして、岩手県教委は20日、中部教育事務所管内の県立高の男性教諭(45)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分とした。

 県教委によると、教諭は2023年8~10月、運動部内で反省点の共有などに活用するビジネス対話アプリ「スラック」上で、部員3人を名指しして「こんな自己中な奴(やつ)二度と試合に使わねーよ」「転部しろ」「使い物にならねえよ」などと書き込んだ。

 練習中に複数の部員に「ばか」「ぼけ」「おまえなんか辞めろ」などと複数回発言したほか、アプリ上で名指しした部員のうち1人の腹を運動用具の上から拳で1回たたいた。

 1月に保護者から学校に相談があり発覚した。教諭は県教委の調査に「傷つけてしまった生徒や保護者に申し訳ない。軽率だった」と話した。発覚以降は顧問を外れている。

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