市川染五郎、父・松本幸四郎からの手紙に苦笑いも喜びあらわ “頼もしかった”の一言に「うれしい」

父からの手紙に苦笑した市川染五郎 (C)ORICON NewS inc.

歌舞伎俳優の市川染五郎(19)が20日、都内で行われた映画『鬼平犯科帳 血闘』公開御礼舞台あいさつに登壇した。父・松本幸四郎からの手紙が代読され、染五郎が親子で作り上げた作品への思いを語った。

「時代劇専門チャンネル」では、時代小説家・池波正太郎さんの生誕100年を記念し、池波さんの代表作にして時代劇作品の金字塔とも言える傑作『鬼平犯科帳』を映像化。テレビスペシャル『本所・桜屋敷』、劇場版『血闘』、連続テレビドラマシリーズ『でくの十蔵』(6月8日放送)、『血頭の丹兵衛』(7月6日放送)の計4作品を制作する。

今シリーズでは、幸四郎が“鬼平”こと長谷川平蔵を演じ、染五郎が若き日の鬼平(長谷川銕三郎)を演じる。監督に山下智彦氏、脚本に大森寿美男氏、音楽に吉俣良氏が顔をそろえ、“新たな鬼平”の幕開けを告げる。

イベント後半には、幸四郎から染五郎への手紙を司会が代読した。幸四郎は「銕三郎に愛情を降り注いで演じ抜いた染五郎、頼もしかった」という一言の短い手紙に染五郎は思わず苦笑い。

しかし染五郎は続けて「もうちょっと書いてほしかったですけど、うれしいですね(笑)」と喜びもあらわに。「銕三郎にフォーカスするという前例があまりない中で演じたので、不安もありました。でも、とにかく父の挑戦に自分が参加させていただくというスタンスで挑みました。父の、主役の力になれたらと思っていたのでうれしいです」と思いを語った。

イベントには、中島瑠菜(18)、阿佐辰美(23)、菊池日菜子(22)も登場した。

© オリコンNewS株式会社